また懐かしい顔がシンガポールに帰ってきてくれた土曜の朝は、パークラン@East Coast Park。
3年前にシンガポールを離れたKさんが遊びに来てくれたよ〜。女性陣のシューズは合わせた訳でもないのに、みんなマジックスピード3。
20km走を終えたペー様が、ペーサーをやってくれると言う。
彼がそう言うのなら「まだ88.88kmで疲れてるから」と断れるわけがない。
あれから2週間経って、もう疲れが癒えてもよい頃。
引っ張ってもらえる機会は、積極的に利用しなければね。
「4'10/kmだと後半息が続かない可能性があるから、4'12/kmくらいがいい」とお願いしました。
それでラスト1kmを追い込めたら、またPBが出せるかも、って。
タイムトライアルとなると、スタート前は余計に緊張します。
「お腹痛くなってきた」という私に
ぺ「時計見ないで、ただ走ることに集中してね」
優しいことを言ってくれるわ〜、ってちょっとだけ感動したんだけど。
時計を見ないことなんて無理、な1kmは4'02/km。
ちょっとスタートダッシュしすぎだってば。
ぺ「貯金しとくよ〜」
彼がそう言うのなら、仕方ない。ここから少し落としてくれるだろう。
2km、「あんまり落ちている気はしないけどなぁ」と思ったら4'07/km。
お願いしたペースより、まだ5秒も速いんだけど〜
ぜんっぜん、優しくなんてないわ〜。
5秒違うと、20mくらい差が開くはずで。ちょっと攻めすぎ、息が続くかしらと心配になった。
ぺ「あの黄色いシャツの人を目標に行こう」ってペー様が前の人を指す。
「その常連の彼はもっとずっと速い人なんだけど」と言いたいところ、必死すぎて声にならないので、とりあえず黙っておく。
それを肯定したと受け取られたか。
折り返して、まずい息が苦しくなってきた〜と思った3kmは、4'04/km。
これまで見たことがない数字に臆してしまったような気がします。
それで体にブレーキがかかったか。
「く、苦しい...」誰か酸素ボンベ持ってきて〜。
3.5kmくらいかな、このままこれ以上走ったら心臓が止まると脳が判断したのは。
足が止まってしまった。
タイムトライアルで、ペースを落として走り続けるならまだしも、足が止まると凹むのよね〜
そこから2度も止まっちゃったよ。
ゴール後「ごめんね、ちょっと速すぎた」と言ったペー様は、きっと期待してくれてのペース作りだったと思うんです。
ぺ「息がそこまできつそうに乱れてなかったから(上げちゃった)」
彼がそういう通り、心拍数は確かに上がりすぎているという訳でもないし。
ただ普段は、しんどくなってきたらちょっとフォームを矯正しようとか、息を意識して吐いてみようとか、思う余裕があるんだけど。
この日は、ただついて走っているだけなのに、そんなこと思いつく余裕が全くなかった。
やっぱりペースが速すぎて、頭が混乱したかな。
でもせめてあと500m、4kmまでこのペースで押し切れたら、一気に記録が短縮できるかもしれないんだよなぁ。(ラスト1km落ちすぎないのが条件だが)。
自分で壁を作っていないで、このまま走り切れるようになりたいよ。
そして、ペー様がそう言うのなら、きっとできるはずなのだ。
今回は期待に応えられなかったけれど、たまにこうして喝を入れてもらえると、まだ破れる殻がたくさん残っていることに気づきます。
がんばろっと。
みんなで朝食タイム。
「スパルタなコーチばっかりだな」
ランナーめし#248
灯りをつけましょぼんぼりに〜ひな祭りには、ちらし寿司
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