おんな2人だと困ることは、「地図が読めない」こと。
ガーミンのナビがあっても、Googleマップがあっても、試走をしても、迷うんです。
2人旅になって割とすぐ、NUSにSKちゃんのスペシャルエイドが!コーラ、デーツやアイスクリームを持ってきてくれた!
大事件が起きたのは、やっぱりと言うか、一番クネクネな難所 Kent Ridge.
2人のガーミンがそれぞれ違う方向を指している。
Mティは「この階段を下る」と言うし、私は「こっちの道を行く」と言った。
そこで気づいたのは、どちらかが古いGPXデータを使ってナビしているということ。
大会1週間前にルートの一部に変更があり、主催者BenからGPXバージョン2が送られてきていました。
その変更部分がまさしく、Kent Ridgeのココ。
先週その正しいルートで試走したんですよ〜2人とも。
なのに「この階段を下るのが正しい」のか「こっちの道を行くのが正しい」のか、どちらも全く覚えていないっていうね
しかも、両人バージョン2でナビしている自信があったから、始末が悪い。
とりあえず、まずはMティのガーミンが指すルートで行くことにしました。
違ったら大きなロスタイム、そして余分に走ることになりますが、覚えていないんだからしょうがない。
こんなところ通ったっけなここはこっちに行ったような気が...
いや、この長い階段は先週登ったぞ。くだってない。
ようやくおぼろげな記憶が出てきた時は、もう遅かった。
その先には「工事中」と打ち付けられたゲートが。その時のMティの済まなさそうな顔といったら
そうなっては一旦、分かれ道となった場所まで戻るしかありません。
せっせと来た道をもう一度通り、分岐点まで来た時、私は「正しいコースに戻るより、このまま前に進まない」と提案しました。
おそらくやり直さなければいけない距離は、1kmくらいだと見積もったうえで。
多少コースをスキップしても、失格にならずに罰則タイムが加算されるだけ、のはずだから。
体力的にも気持ち的にも前に進むことはできても、1ミリですら戻るのは嫌だった。
ズルしてもいい、多少タイムが増えるくらい問題ない。
悪魔の囁きに、簡単に身売りしたのです。
「追い詰められていたんだな」
くだりはゆっくり走り、登りと階段は全部歩きでやり過ごして、難所Kent Ridgeも終わりが見えてきたところに。
アンクルF田のスペシャルエイドが設置されていました。
坂の応酬に自分たちのミスが重なって、かなりズタボロ状態だったので、ここで一息入れられたことは大きかったです。
この山頂は夜景もキレイで、それを眺めてると気持ちが落ち着いていきました。
スイカおいしかった〜。photo by F田
ランナーめし#243
コーンクリームシチュー(素は使いません)、珍しくサンドウィッチを作った。
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