先日シンガポール日本人会で表千家流のお茶会があり、お点前を頂戴して参りました。
「いつになく丁寧な言葉使いだな」
ほほほ
わたくしこう見えて、茶道のたしなみが少々.....
イメージです。
あるわけない。
茶碗を3回まわすってことしか知らない。
そんなガサツな育ちで、なぜお茶会なぞに行ったかというと...
この写真の人(手前)が夫だからです。
この日は、お客様にお茶の頂き方や道具についての説明をする「半東」というお役を務めるという。
ハントウ=司会進行役
晴れ舞台だから、見に行かなくちゃピアノの発表会的なノリ
大役とあって、本人は数日前からめちゃくちゃ緊張しておりました。
その半東さんが説明してくれた表千家流のお茶の飲み方は、
茶碗が前に置かれたら
①茶碗を上座のお客様側(基本は右側)へ置き、一礼してひと言「お相伴いたします」
②左側に置き、左の方へ一礼して「お先に」
③膝前に置き「お点前頂戴いたします」と亭主(お茶をたてる人)に一礼して挨拶。
④茶碗を右手でとり左手の上に置き、押し頂いてから時計回りに2回まわす。3回じゃなかったんかい
⑤3口くらいで飲んで、最後の一口はずずっと音を立ててすする。
⑥口がついた部分を指でぬぐい、懐紙で指を拭く。
⑦反時計回りに茶碗を2回まわして正面を戻す。
⑧茶碗を拝見する
....めんどくさっ
注)心の声ですから。
静かな部屋で、間違ってはいけないと、めちゃくちゃぎこちない動きになってしまった。
娘13歳は夫と一緒に何度か経験したことがあって、私よりは上手。
夫は海外生活が16年にも及ぶ中で、どんどん日本文化への憧れが高まって。
「謙遜」や「侘び寂び」「美しく無駄のない所作」などいわゆる日本らしさを大事にする茶道を学びたいと思ったのだそう。
意外にも、シンガポール表千家流は男性のお弟子さんが多いそうで。
もう20年も嗜むベテランのローカル男性もいるんだとか。
私がお邪魔したのは最終組だったので、大任を果たしてリラックスしたところで家族写真を。
シンガポールには日本の商品は山ほどあるけど、ちゃんとした文化に触れられる機会はなかなかないから。
娘にとっても良いことだと感じています。
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