スズキ スペーシアカスタム MK53S アイドリングストップ後異音 | 田舎の修理屋さんのブログ

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はい。

スズキ スペーシア(カスタム) MK53S エンジンルーム異音

異音がするよと相談を受けておりまして

しかしながら、なかなか都合が合わず、音も出ずというスペーシアカスタム

そうこうしてるうちに、音がハッキリと出るようになったのでお預かり致しました。

音は「キー」という金属が擦れ合うような音です。

確認したところ、始動時、アイドリング、走行中には音は確認できません。

どうやら、アイドリングストップからの再始動後少しの間だけ音が出ます。

さて、どこでしょう。


アイドリングストップ…再始動…

この車両はISG(モーター付き発電機)がついておりまして、再始動時や加速時にこのISGでアシストを行い、再始動からのクリープ走行はモーターのみで動いています。

そう考えると、この辺が怪しいと

ISG(モーター付き発電機)ベルトを外します。

しげしげとプーリー、テンショナなどを見回します。


するとISGに何やら擦れたような跡を見つけました。


別の角度から見ると、どうもテンショナーが傾いているような。


どうやら、このオートテンショナーの不具合のようです。
外してみると擦れて削れた跡がびっくり


ISGが発電状態なのか、駆動状態なのかでベルトのテンションのかかり具合が違うため、オートテンショナは2つ付いています。

悪くなった方は、ISG駆動の際には張りの緩む方だったので、再始動後のクリープ走行時に音が出てたんですね。


走行距離も結構走っておりますので、どちらも交換しました。


新品は固定のピンを挿し替えるなど、作業スペースの関係で前準備がいるので、注意が必要です。

無事、異音は出なくなりましたとさウインク