アファンダニュウゥェ、ベイベ | sacalling

アファンダニュウゥェ、ベイベ

バイトが終わって、パチンコ屋に自転車を撤去された僕は仕方なく歩いて帰る。
時間は夜中の1時を回っていて、空っぽのタクシーがどこかまぬけな感じ。
コンビニに車を止め、車内で人目をはばからずに愛し合うクソ恋人達もどこかまぬけな感じ。
僕はコンビニでレモンティーを買う。
太陽と反対側で向かい合っている。
でも実感がない。夜中であること以外になにもない街。
甘いような、なくないようなレモンティーを買う。
夜中の街には鳥がいない。昼間あんなにいたのに。いったい彼らはどこに行くんだろう。