その鍛え抜かれた格闘技と体力で、若い娘の水着・下着を盗みまくり。
これはある意味、オトコの色ボケの権化。
なおかつ邪悪で、次々とらんまに要らぬ面倒をかける。
それに対し、中国娘シャンプーの曽祖母として登場するコロン婆さんは、賢者的位置づけ。
邪悪なハッピー(八宝斎)とコロン婆さんは、実は中国で過去にいきさつが。
ハッピーの思い出と、コロンのそれの対比が笑える。
すべて©︎高橋留美子/小学館
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コロン婆さんは、ひ孫のシャンプーとらんまを結びつけようと画策しますが、さほど無理強いするわけではなく、危地のらんまに様々なアドバイスをしたり、技を伝授したりします。
そういう意味では、常に三枚目でしかない師匠格のらんまの父や、許嫁あかねの父よりも、本当の意味でのお師匠でしょう。
ハッピーとは大違い。
らんま1/2を読んでいた頃は、自分がジジイになる頃なんて、想像もしていませんでしたが、だんだん八宝斎の年齢?に近づいてくると、また違った見方になります。
とんでもないヒヒジジイも、またひとつの人間の姿なんだな、と。
もちろん下品で猥褻、やらしい奴ですが、だんだんその描写が可愛くなってきます。
もちろん、邪悪なだけでは文字通り話にならないので、高橋留美子流の解釈なのでしょうけど。
この色欲の権化、八宝斎を、とんでもない迷惑なヤツ、と思いつつ、なんとなく共存しているルーミックワールドが、えもいわれず居心地が良い、のですね。
実際、こんなのがそばに居れば、はた迷惑でやってられないですが。(私も数年前、職場の訴訟沙汰に巻き込まれて苦労しました。)
自分が高齢者に近づくと、こんな作り話が、なんとなくうらやましくなるのですね。
ハッピーにコロンと逝きたい!
寒いギャグですな。
(^_^)☆