一度読んだはずなのですが、冒頭の不気味な話以外は全く記憶に残っていなかったので、再読。
その不気味な話は、これ。
書名にもなっている、「鏡が来た」。
何がどう不気味なのかは、読んでいただきたいですが、犬夜叉以来のホラー系です。
高橋留美子は、私の世代の例に漏れず、「うる星やつら」と「めぞん一刻」にハマりました。
めぞん一刻はまぁ、あの完成度なので置くとして、うる星やつらですね。何度読み返したか分からない。
100回ぐらいは通して読んだんじゃないかという気がします。
なので、うる星やつらカルトQ(古!)なんかあれば、いいとこまで行ける自信がありました。もう今は記憶も薄れてますが。
当然らんまも、1ポンドの福音も、高橋留美子の初期作品、ホラーものまで、全て入手、読破してきましたが、どうしたことでしょうね。犬夜叉の途中からにわかに興味が失せ、全巻買い逃しています。
境界のリンネも、最初の数巻買いましたが、ほとんど読んでない。
初期ホラー、笑う標的とか、人魚シリーズは、凄惨な描写はありましたが、高橋留美子が何を描きたかったのか良く分かる、余韻がズーンとありました。
でも犬夜叉途中からリンネにかけて、ちょっとついていけないところがあるような。
江戸文学的な、軽妙な笑いを目指しているのかもしれませんが、いずれにせよ以前のようにはのめりこめない。
あまり心に残らないのです。コメディもホラーも。
高橋留美子劇場に収録されている、結婚式場を舞台にした、ロマンの館ぐらいまでは、良かったんですけどね。
それでもあきらめきれずに、この本を買ってしまったりする、ワタシです。
(^_^)☆