2002年01月24日

やって来ました!!はじめてのアフリカ大陸。
アルジェリア上空~ナイジェリア上空とずっと窓の下は見渡す限りの砂漠の世界だったのですが、飛行機が着陸態勢に入ると、一転して景色は濃い緑一色の原生林の中。

やがて到着したドゥアラ国際空港は驚くほど簡素な造りで、昔八丈島に行ったときに降り立った八丈島空港を思い出しました。

やはり暑い。年間を通して平均気温が20℃以上の赤道近くの土地なので、寒いパリから着こんできたトレーナー、ジャンパー等は、早速脱ぎ捨てなければなりませんでした。

狭い空港なので程なく今回お世話になるTさん夫妻、そしてTさんの会社の従業員らしき人とお会いできました。

カメルーンは国土の殆どがフランス語圏なので、もちろん挨拶は「ボンジュール」。パリのコラン師匠のところに初めて弟子入りしたときの様に、今回もフランス語の辞書を片手に、四苦八苦しなければならない状況が多そうです。

そのコラン師匠、オランダ方面への演奏旅行の最中とのことで、今回の乗り継ぎの際は再会できませんでした。


2日間のパリでの途中下車中は、初めてオルセー美術館をゆっくりと観て歩いたり、旧友との再会を楽しんだりしました。



初めて師匠の家に住み込みさせてもらった時の、工場の煙のたなびくイヴォリーの町、

アラブ人街に部屋を借り、カレーばかり食べていた
シャトー・ドー、

そして電車の中から駅前まで常にデンジャラスだった郊外、ノワジーのアパート、、、、
短期留学でパリに来るたび全く違う場所に居候させてもらったり部屋を借りたりしていたので、街の中に懐かしいスポットが本当にたくさんたくさんあることに気付きました。



僕がパリではじめて会ったときにはまだお腹の中だったお子さんがもうすぐ保育園にあがるのりこ&ロバン夫妻、

去年ツアーガイドのライセンスを取得して仕事の幅をひろげ、大忙しでフランス中を飛び廻っているえみさん、

そして郊外のアパートでずっとルームメイトだったヨーコさん、

寒い冬のパリでも、皆さんお元気でした。今回も遊んでもらって、ありがとうございました。




さてはじめてのカメルーン。空港からTさん宅へ向う途中も、緑色の植物が生い茂る中の道を走っていきます。
それはマンゴーの木で、もうすぐ食べごろなのだとか。

空の色は少しどんよりしていて、それは遥かサハラ砂漠から風に乗って砂が飛んでくるかららしいです。

Tさん夫妻たちからは、着くなり色々な面白いお話や怖いお話など、をたくさん聞かせてもらいました。

「黒魔術信仰」が根強くあり、学生時代に級友が狼になってしまった事件を力説する人がいたこと、
ナイジェリアから国境を越えてやってくる窃盗団のお話(やっぱり怖い・・顧客から車種のオーダーを受けてから襲いにくるという話も)、
そして街灯もない道路事情の為、車による旅でも日中に旅程を終えないと危険なこと、(夜中車が故障したらアウト、盗賊が出る地域もあるので滅多に誰も助けてくれない)等等・・

あした早速300人くらいのパーティーで演奏することになっています。来週にはTさんの友達のカメルーン人のお兄さんと北部カメルーンへ2人旅をする予定、その際にヤウンデの街でカメルーン人のアコーディオニストと会えるかもしれないという話もあります。
あしたから少しずつ、初めてのアフリカ体験が始まっていきそうで、とても楽しみです。

またお便りします。
おやすみなさい!

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黒魔術信仰。ちょうどタイムリーに、すごく詳しい超絶ギタリストF氏がいらっしゃいますし、、、狼になる方法も質問してみようかな~~~~