近代医学の発達によって、人類はさまざまな病気を克服してきた。
戦前までは「不治の病」とされていた結核は抗生物質の開発によって治療可能となり、
ペストやコレラは公衆衛生の改善によって一掃され、天然痘は1980年に撲滅された。
しかし、貧困や戦争、いじめや自殺といった社会問題=社会の「病気」は、
21世期となった現在においても体系的な治療法が確立していない。
人体も社会も「複雑系」であり、その制御は容易ではない。
だが、曲がりなりにも近代医学は人体という複雑系の制御に一定程度成功している。
人体の制御に有効な理論は、社会という複雑系の制御にも有効なのではないか。
本ブログは、こうした考えに立ち、社会の病気を治すための「社会医学」の研究を進める。

