昨年のこと。


会社で一番かっこいいK姉さん(個人的意見)が、


K:「○○さんの田舎のかんころ餅っておいしいんだって?」


私:「うまいっすよ~、あれ食べたら白いお餅食べられなくなっちゃいますよ~。」


K:「みんなでお金出すからさぁ、ご両親に送ってもらえるよう頼んでくれない?」


私:「いいっすよ~、頼んどきます。」


私の田舎は長崎県の五島列島というところです。


名産品が『かんころ餅』です。


さつまいもを原料としたお餅で、舟和のいもようかんっぽい味がします。


女性には大人気で、僕の誕生日にケーキを買ってくれたMちゃんや、


K姉さんと同じ部署で、Mちゃんと大の仲良しOちゃん(福岡出身)は


毎年楽しみにしてるくらいです。


両親から、「お金は絶対取るなよ~」と言われてたんですが、


かんころ餅をもらった有志で、実家にお菓子とお礼の手紙を送ってくれたそうです。


両親は「みなさんによろしく言っといて」と大喜びしてました。



24日、今年も両親からかんころ餅が送られてきました。


会社宛に送ってもらうんですが、


気難しい私の上司K課長なんか、「お前何やってんだよ~」と


かんころ餅を仕分けする作業を冷ややかな目で見てます。


去年より少なかったため、今年は女性にだけあげることにしました。



今朝のこと、いとしのTちゃんが出社してすぐやってきました。


T:「○○さん、昨日はありがとうございました~。」


私:「おいしかった?」


T:「はい、おいしかったです。うす~く切ってそのまま食べました。」


私:「いやいや、つきたてならまだいいけど、時間たつと硬くなるよ。焼いて食べたほうがいいよ。あと冷蔵庫にいれとくといいよ~。」


T:「はい、わかりました~。」


私:「Tちゃんには他の人より多く3本入れといたからね~。」


T:「そ~なんですよ~、E子さんが2本しかもらってなかったので、私何も言えなかったんですよ~」


会社で一番かっこいいK姉さん、


去年会社のそばのお店でかんころ餅を焼いてもらって


みんなで食べたというので1本多く渡しました。


あとMちゃんと、Tちゃんに1本ずつ多く渡しました。


私:「そ~、悪かったね~。でも、昨日食べたってことはまっすぐ帰ったの?」


T:「そ~なんですよ~、さびしいですよね~。」


私:「俺だって残業で何にもなかったよ~」



来年は一緒に過ごそうねっ!


心の中でそう叫んじゃいました。