先日、100円ショップであれこれ小物を買ってきた。

 

ポンポンボールもそのうちの一つ。

これをつなげて三男(猫)の首輪にしようと思ったから。

 

ポンポンボール、一番左のヤツ。並べただけ。

この後ゴムを通すつもり。クリスマス用に。

 

晩御飯を食べた後、

誰もいないダイニングテーブルに裁縫箱を置いて、

買ってきたポンポンボールを袋から取り出したら、

 

カッサカサに乾燥していたせいなのか、手から反発してポンポンボールが床にぽんぽんと散らばってしまった。

 

そうしたら、

それまで横でつまんなそうに香箱座りしていた三男が、急に起き上がって、転がったポンポンボールを追いかけ始めた。

 

自分の両方の前足でポンポンボールをドリブルするようにしてみたり、はじかれたポンポンボールをダッシュでつかまえたり。

 

 

へえ~、やるじゃん。

 

久しぶりに活発に遊ぶ三男にちょっと感動した私。

 

だって、この頃の三男はうちにあるおもちゃには飽きてしまったらしく、こんなに嬉々として遊ばなくなっていたからね。

 

なので、本来の作業をそっちのけで、私はポンポンボールを拾っては投げを繰り返して遊び始めた。

 

 

そのうちに三男は私の投げたポンポンボールを追いかけてはみるものの、ポンポンボールの動きが止まると同時に、急に興味が失せたように、スーッとその場を立ち去ってしまう。

 

 

おおい!ドリブルせえへんのかーい!

(私の心の声)

 

仕方なく私が拾いに行く。

 

そしてまた投げる。

 

三男がポンポンボールを追っていく。

 

けど三男はそのまま立ち去ってしまう。

 

 

 

おおい!

 

たまにはひろってこいやー!

(私の心の声)

 

 

しら~ッとした顔でこちらを見ている三男。

 

おまえが拾えや!とでも言いたげな眼つき。

 

仕方なく私が拾いに行く。

 

そしてまた投げる。

 

三男がポンポンボールを追っていく。

 

一応追いかけていくけれど、なんかやる気ない感じ。

動かないポンポンボールの横で毛繕いしたりして。

 

 

 

飽きちゃったのね。

 

飽きるの、早いね・・・。汗

 

だったらもういい、やめよう。

 

 

 

散らばったポンポンボールを回収し始める。

 

そうしたら、

 

なにしてんの?という冷めた声が聞こえて、

 

塾に行っていた高校生・次男が帰ってきたことに気づいた。

 

 

別に・・・、なんもないよ、と答えたけど。

 

 

あいつ(三男)はちゃっかり、次男に抱かれて私を見下ろしている。

(片づけを私一人にさせやがったな~)

 

なんかバツが悪いなあ。

 

 

だってさ、夜も遅い時間。

 

しーんとした部屋に色とりどりのポンポンボールが転がっているし。

 

私はダイニングテーブルの下にもぐって這いつくばっているし。

 

客観的に自分の姿を想像してみたら、とても残念な姿だったような気がする。

 

 

うううぅ…、見られたくなかった。