トレッドミル負荷心肺機能検査を受けてきた。

 

先日の診察でほぼ不安を取り除くことができたが、初めての検査ということでやや緊張していた。

 

腕には血圧計、胸には心電図の電極を付けたまま、スポーツジムで見かけるあのベルトコンベア状の上を歩かされた。つま先あがりの傾斜が結構きつく、近くの山の神社の坂を思い出す。

胸は痛くならないけれど足が疲れてくる。しばらく歩いていると「もう少ししたら早くなります」と検査のお姉さんが言って、ベルトコンベアの速度が上がりすごい早歩きをさせられる。

しんどい、しんどい。

日頃の運動不足を反省する。汗も出てきて、こんな早歩きで休まず神社まで登ったことなどないわむかっと少々怒りの感情が湧いてきたところで検査終了。心拍数が規定の数値にまで達したらしい。

すべての検査が終了した。

 

「どの検査にも異常は見られませんよ。人間ドックを受けたつもりで、心臓に関しては心配は全く心配ないですからね。云々。」とDr.に言われ、あの胸痛は何だったのだろう?と思いつつ、ひとまず安心した。同時に、どの検査もすこぶる良好な結果で、高いと思われていた血圧でさえ正常値だった私が、ほかの重篤であろう患者さんに混ざって検査や診察を受けていることが申し訳なく、気恥ずかしく、場違いに思えてきた。

 

今回診察と検査代がおよそ¥20,000 連休前の思わぬ出費となった。

決して安くはないが、健康の安心料と思えばいい。

 

健康な時には健康のありがたさを忘れてしまっているが、子供が生まれた時も、何よりも健康を願ったはずだ。常日頃、あれこれ不平不満はあるけれど、自分を含め家族みんなが健康であることが一番大事で感謝すべきことだと改めて感じた出来事だった。