伝統工法を学ぶ Ⅱ 「素材」
とくしま 山・すまい・まちネットが主催する講座を11月27日、28日の二日に渡って、合宿に参加して参りました。
まずは、27日の上那賀町 拝宮(はいぎゅう)の井本紙漉き工場での紙漉き体験から
リーフレット
紙漉きの説明を井本さんとスタッフ
から受ける
まずは、柔らかくなった楮(こうぞ)
を洗うことから(^^;)
ここの紙漉きが他と違うところは、
楮の荒皮取から始まることです。
延々と皮をとり、純度をあげます。
とても一日で終わらないのでは?(;;)
と、思っていたら早お昼です。
上那賀町では有名な「かきまぜ」
ご飯です。いわゆる散らし寿司
井本紙漉き工場の看板です
荒皮取りの後、楮を炊いて柔らかく
するのに時間がありますので、近くの
拝宮(はいぎゅう)農村舞台の見学にいきました
農村舞台の上にある白人(しらひと)神社
にお参りにいきました。
神社から帰ってきて、楮を潰し
(これも結構時間がかかります。)
いよいよ、師匠の井本さんが
実演してくれます。
漉いた紙を置いていきます。
こんな感じですね。
実際はなかなか難しかったですね。
おやつが出てきました(^_^)
漉いた紙を圧縮し絞った紙を
乾燥機にかけて乾くのを待ちます。
これが原料の楮の木です。あちこちにありますが、鹿の食害から守るためネットが張られています。
白人神社からの帰り道に鹿の糞がありました。結構人のいるところでも平気なようですね。鹿の食害は酷いそうです。
紙漉きは手間仕事で本当に大変な作業ということが良くわかりました。
紙漉きをしている時に工場の下の田んぼに猿が二番穂を食べに出てきていました。小猿2匹。
夜は四季美谷温泉の温泉に行ってたのですが、帰り道の狸が車の前を走って、丸々したお尻を見ることができました。うーん、流石に野生の王国のようですね(^^;)
天羽英雄 建築設計事務所
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