短編九編から成る怪異物語である。
とは言うものの、怪異ではなく、人間であるゆえの虚しさ、友情、夫婦の愛情などを描写する。
私は幽霊が怖いので、そういう小説は読まないが、この物語はファンタジーだと思う。
菊花の約(ちぎり)の編。
播磨の国の加古で、つつましく暮らしていた丈部(はせべ)左門は、旅路の途中病に倒れた出雲の武士赤穴(あかな)宗右衛門を介抱する。
やがて二人は無二の親友となり、義兄弟の約を交わす。
赤穴は戦乱時の密使であり、用を果たし、重陽の節句、九月九日までに戻ると言って出立する。
しかし、赤穴は約束が果たせなくなり、途中で自刃して丈部の前に幽霊となって現れる。
約束とは、ことほど重たいものである。
この短編には、日本人の美徳、心づくし、振る舞い、素直さ、それらの大切さを感じることができる。
古典はやはり素晴らしい。
In this short short story, I felt the virtues of old Japanese people, their heart, their behavior, their obedience, and their importance.
Classics are still wonderful.
#雨月物語 #上田秋成 #ファンタジー #日本人 #美徳 #素直 #古典 #読書 #活字中毒
#classics #reading #I like reading