■成果をあげる人の共通点とは(3)■~資源が昨日のために費やされている~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

まぶしい陽射しの高知の朝です。

台風の影響はまだないようで、
今日も晴れて猛暑になりそうです。

日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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~『経営者の条件』から


ドラッカーは、
習得できるし
習得せよとする能力、
つまりなすべきことをなす能力は、
五つあるとした。


その第一は、
時間を管理すること、
つまり、
何に時間をとられているかを知り、
残されたわずかな時間を
体系的に使うこと。


第二は、
世の中への貢献に焦点を合わせることであり、
それはすなわち、
成果に精力を向けること。


第三が、
自らの強みに基準を据えることであり、
上司、同僚、部下についても、
強みを中心に据えること。


第四が、
力を集中することであり、
それは優先順位を決め、
それを守ること。


そして、第五は、
成果をもたらすよう
意思決定を行うこと。


続けてドラッカーは指摘する。





「組織としての活躍ぶりはいまだ未熟である。

 膨大な資源が企業、政府機関、病院、大学に

 集められている。

 だが成果はあまりに散漫である。

 あまりに多くの資源が

 昨日のために費やされ、

 意思決定と行動を避けるために

 費やされている。」



(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)