■二人のドラッカーがいる■~現代社会最高の哲人~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

快晴の高知の朝です。

今日も相当厳しい暑さになりそうです。
熱中症で亡くなる方が増えてます。
お気を付け下さい。

今日は七夕、
おりひめとひこぼしはめぐりあえそうですね。

注目の東京都知事選、
スカッとした結果を見たいものです。
短冊つるすかな。

日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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ドラッカーの関心は、
社会的存在としての人間にあり、
社会的存在としての人間が幸せであるには、
産業社会が社会として
成立しなければならなかった。


だからドラッカーは、
社会を見ると同時に、
その社会を構成する組織と
そのマネジメントを見た。


かくしてドラッカーは、
戦後における日本の経済大国化、
東西冷戦の終結、
経済のグローバル化と情報化、
先進社会の高齢化、
今日の大転換期の到来を余人に先駆けて予見し、
ついには「現代社会最高の哲人」
(ケネス・ボールディング)
とされるにいたった。


同時に、問題の解決をマネジメントに託して
自らマネジメントの体系を確立し、
かつ、自己目標管理、カンパニー制、
マネジメントスコアカード、
コアコンピタンス経営、ABC会計、
イノベーションのマネジメント、
NPOのマネジメントなど、
今日にも通ずる最先端の手法の
ほぼ80パーセントを開発、
「マネジメントの発明者」
(ジョン・タラント)
とされるにいたった。





「あたかもそこには

 二人のドラッカーがいるかのようだった。」



(『ドラッカー時代を超える言葉』ドラッカーの問題意識ー経済至上主義の終わり)