■テクノロジーによる統治体制■~できるだけ創造的に活かす狙い~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

東の空がオレンジに染まる川崎の朝です。

昨日は朝方の雨が止んだ後
暖かな一日でした。
関東地方は今日も暖かく晴れ、
花粉も大量に飛びますので、
お気を付け下さい。

今日も一日よろしくお願いします。
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ドラッカーは、
灌漑の行き届いた都市は
”個人”や芸術、詩人、宗教、
哲学者などを誕生させたとした。


そして、ドラッカーが強調したいのは、
このような都市が、
私たちが使っているのと同じ意味で
本質的に”現代的”であって、
現在までの歴史の大部分は
5000年以上昔に築かれた基礎の上に
成り立っている、ということだとする。


実際に、人類の歴史は過去5000年間にわたって、
計画的に大地を耕作するのに十分な量の水が
確保されている世界中のあらゆる地域へと、
拡大してきた歴史だと呼べる。


灌漑文明は、あらゆる面でテクノロジー革命
を基礎にして成り立っており、
それはテクノロジーによる統治体制、
と呼ぶのが妥当だと言えるとする。



「そのさまざまな組織はすべて、

 新しいテクノロジーが与えてくれた

 可能性や課題に応じて整備されました。

 それらにはすべて、新しいテクノロジーを

 できるだけ創造的に活かす狙いがあったのです。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1960年代)