■期待と要求の合理的根拠■~強み、活力、意欲を動員~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

曇り空、肌寒い川崎の朝です。

台風24号の接近で徐々に雨域が北上してます。
明日には列島上陸の様ですね。

十分な警戒が必要です。

良い休日をお過ごし下さい。


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ドラッカーは、
目標は、責任を持たせ、
成果をあげさせるために必要なものだ、
とした。


そして、そのためには、
会社や所属する部門が、
今後自分に期待するものについて、
本人に考え抜かせると共に、
時間をかけて話し合うことが不可欠だとする。


そうすることによって、
失敗が三回四回と続いたときに、
「約束したと思ったことを、あなたはやらなかった。何か理由があるはずだ」
と言うことができるようになる。


つまり、期待と要求とそのギャップについての、
客観的かつ合理的な根拠を示すことが
できるようになるのだ。


これらは、世に言うトップダウン型の指揮統制
とはだいぶ異なることとなるが、
その理由について、
ドラッカーは次のとおり述べる。

 


「人には強みと弱みがあるからです。

 人の持つあらゆる強み、活力、意欲を動員し、

 全体の能力を伸ばしていくのがマネジャーの仕事です。」

~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」
(第二章 上司として成果をあげる)