■真摯さを最重視する■~部下を破壊する者~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

既に厳しい日差しの川崎の朝です。

今日も一日、カンカン照り、
秋風が吹くまで、じっと我慢でしょうか。

良い週末をお過ごし下さい。

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ドラッカーは、
仕事のために人を組織するということは、
一人ひとりの人間をその最も適した仕事に
配置することを意味する、
とした。


そして、
仕事ができる野心的な若者は
力強い上司を真似たがるため、
力強くはあっても真摯さを欠く上司ほど
部下を間違って導く者はいない、
と続ける。


そのような者は、一人でやる仕事では
成果をあげるかもしれない。

従って、他の者に影響を与えないポストに置くならば、
害は少ないが、影響力のあるポストに置けば破壊的となる。


ドラッカーは、
真摯さの欠如は、人の弱みがそれ自体重要かつ
大きな意味をもつ唯一の領域である、
とする。


  

●とるべき行動
  あなたの組織では真摯さを重視しているか? 
  この問題に関してとるべき行動はあるか?

●身につけるべき姿勢
  何ごとにおいても真摯さを重視する。




「真摯さは、それ自体では何事もなしえない。

 しかしそれがなければ、

 ほかのあらゆるものが台無しになる。

 真摯さの欠如は、

 仕事上の能力や強みへの制約となるだけでなく、

 人そのものを失格させる。」


~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」
(第4章 強みを生かす)