■貢献をコミュニケーションのベースとする■~受け手の期待を知る~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

薄曇り、肌寒い川崎の朝です。

段々と回復、穏やかな一日になりそうです。


良い休日をお過ごし下さい。

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ドラッカーは、
顔を上げることによって、
ほとんど無意識に、
他の人が何を必要とし、
何を見、何を理解しているかを
知ることができるとした。


そして、コミュニケーションは、
下方への関係において行われるかぎり、
事実上不可能である、
と続ける。


上司が部下に対して何かを言おうと努力するほど、
部下が聞き違う危険は大きくなり、
部下は、上司が言うことではなく、
自分が聞きたいことを聞き取る。


上司は部下に対して、
いかなる貢献を要求すべきか、
期待すべきことは何か、
知識や能力を最もよく活用できる道は何か、
を聞くことにより初めて
コミュニケーションが可能となり、
容易となる。





●とるべき行動
  部下にいかなる貢献を求めているか?
  そこから、いかなるコミュニケーションを生んでいるか?

●身につけるぺき姿勢
  貢献に対する責任をあらゆるコミュニケーションのベースとする。



「受け手が期待しているものを知らなくて、

 コミュニケーションを行うことはできない。

 期待を知って、初めてその期待を利用することができる。

 あるいは、受け手の期待を破壊し、

 予期せぬことが起こりつつあることを

 強引に認めさせるためのショックの必要を知る。」


~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」
(第3章 いかなる貢献ができるか)