■いかなる貢献ができるか■~貧しい関係のとりつくろい~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

曇り空の川崎の朝です。


梅雨前線の影響で、西日本から雨域が北上中、
東京地方も夜には雨。

昨日の暑さから今日は肌寒い一日、
急激な気温変化、体調にお気を付け下さい。


今日は沖縄慰霊の日
犠牲になられた多くの方々の鎮魂と、
平和への思いを心に刻む一日したい。

良い週末をお過ごし下さい。

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ドラッカーは、
組織において、
コミュニケーションは手段ではなく、
組織のあり方そのものである、
とした。


そして、貢献に焦点を合わせることによって、
コミュニケーション、チームワーク、
自己啓発、人材育成という、
人間関係に必要な四つの基本能力を
身につけることができる、
と続ける。


対人関係の能力があるから、
よい人間関係がもてるわけではない。


仕事上の関係において成果がなければ、
温かな会話や感情も無意味であり、
貧しい関係のとりつくろいにすぎない。

逆に関係者全員に成果をもたらす関係であれば、
失礼な言葉があっても人間関係を壊すことはない。



●とるべき行動
  組織が組織の外の世界に対してなすべき貢献は何か?
  そのために自らがなすべき貢献は何か?

●身につけるぺき姿勢
  あらゆる活動において貢献を中心として位置づける。



「顔を上げることによって、

 ほとんど無意識に、他の人が何を必要とし、

 何を見、何を理解しているかを知ることができる。

 さらには上司、部下、同僚に対し、

 自らが相手に対して

 いかなる貢献をなさなければならないか、

 いつ、いかにして、

 いかなる形でなさなければならないかを聞けるようになる。」


~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」
(第3章 いかなる貢献ができるか)