大きな絵画のマットを製作するのは、道具立てが必要です。
これまで市販の大型マットカッターを利用しているのですが、
1辺が1100mmを超えるような場合、このマットカッターに入らない
ため、別の手段を考えなければなりませんでした。
長年使い込んできた海外製のマットカッター(ADVANTAGE M40 PRO)
別の手段というのは、いわば手切りをするということなのですが、
もっぱら ワイ・エス 45°カッターというものを利用していました。
この手切りのやつは、台座がなくてレールとそこにはまった刃の
シンプルな構造で、マット紙の上から押さえつけてカットする方式です。
上から押さえるとき、刃の圧力に負けてカッターがずれてしまったり、
台座代わりに使っているテーブルなどにウネリがあると、カットラインが
歪んでしまうなど、なかなか注意が必要でした。
F60号のマットを切る依頼があって、これを機会に手切りのマットカッターを改修することにしました。F60号の場合、長辺が1,303mmあって、
手切りにならざるをえないのです。
これが改修したマットカッターで、金属部分がもともとのマットカッターの部分で、木枠が今回製作した台座と紙をはさむ機構です。
こんな感じでヒンジ部から紙をはさむようになっています。
台座の歪みも無視できる程度で、かなりサクサクと作業できます。
位置ずれもおきません。どのような大判の紙でも、これを使って順次カットすることができます。
こちらはF60号のマットをカットし終えたところです。
なお、この「ワイ・エス 45°カッター」ですが、ブログの前の記事を読まれた方からたくさん問い合わせをいただきました。残念ながらすでに生産終了しており、いまは入手できません。とても使いやすいいい製品と思いますが。
刃の固定もシンプルで、ガタツキがすくないです。




