哀愁のフィメールロッカー/スーゼ・デマーチ(Suze De Marchi) | ダラダー夫婦さぼちゃんとむしょくんの日記

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一緒にダ・ラ・ダ・ラしましょう。

このところ、Trevor Spencer,Kevin Peek つながりで、ラッセル・ディーンや、ギー・スコルニクの作品を聴いてきました。

それぞれ、71年,73年の作品と、それなりの時代を感じさせる趣きがありましたが、彼らはその後、クリフ・リチャードのサポートメンバーとして、またトレバー・スペンサーは、アラン・ターナーと組んだ”ターナー・スペンサーバンド”でビルボードへもヒットを送り出し、ケヴィン・ピークは80年前後にレジェンド・バンド”sky”での活躍で名声を得ることになります。

そんな二人が、86年に手がけたのが、新進の女性ロッカー、”スーゼ・デマーチ”(Suze De Marchi)でした。

Young Hearts/Suze De Marchi 12EMI5552 1986年
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Side A:
 Young Hearts(Extended mix by Nick Gatfield)

Side B:
 Young Hearts( 7" mix) 
 Biara

Credits:
 Keybords and Fairlight by Kevin Peek and Nick Gatfield
 Guitars by Kevin Peek and Keith Airey
 Bass by Kevin Peek
 Drums by Trevor Spencer


スーゼ・デマーチは、1964年、トレバー・スペンサーやケヴィン・ピークと同じオーストラリアに生まれ、その後、Baby Animals や INXS といったバンドで、オーストラリアのロックシーンでは相応の成功を得たようです。

本作は彼女のデビューシングルで、後のバンド活動で見られる”ロッカー然”とした感じはなく、86年という時代もあり、サウンドはクリーンなニューウェーブ風で、ボーカルからは精一杯さ、一途さが感じられます。

1999年になって、ソロアルバムもリリースされています。

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十数年で、ルックスも、歌のスタイルも大きく変貌しましたが、彼女の歌は何か物悲しく、それはデビュー作から変わっていないようです。