日本酒の石鹸 | 石鹸日和

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手作り石鹸の紹介とイベント参加の情報などを書いています

先日、日本酒を入れた石鹸を作りました。

日本酒は肌をしっとりさせると言われていて、昔から化粧品やお風呂にも使われています。

この日本酒を入れた石鹸を作ってみたいな~と以前から思っていて、やっと実行に移しましたニコニコ


使った日本酒は200mlで300円ほどの純米酒。

日本酒を入れるにはアルコールを飛ばした方がいいとのことで、「どれぐらい沸騰させればいいのかな?」と思いつつ、お鍋でグツグツ。

しばらく鍋から離れて戻ってみたら・・・・


きゃ~!煮詰まって焦げてる~!!!!叫び


う~ん、直火っていうのがまずかったか・・・。

ってことで、今度は湯煎にかけてグツグツ。

どうやら今度は上手くいった模様。

アルコールを飛ばしたお酒は冷蔵庫へ入れて冷やしておきました。


さてさて。

せっかく日本酒を使うんだから、オイルも良いものを使っちゃお~ラブラブ

ってことで、今回は椿油メインに、パームオイル、ココナツオイルを配合。

マルセイユのオリーブオイルをそっくり椿油に置き換えた感じですね。

精製水も全量を日本酒に置き換えました。


石鹸日和-酒ソーダ

冷やした日本酒に苛性ソーダを混ぜると鮮やかなオレンジ色になりました。

あれ~?日本酒を入れると白い石鹸になるって書かれていたんだけど、トレースが出る頃には色が無くなるのかな?

と思いながら、グルグル。

でも結局型入れの段階でもオレンジ色のままでした。

まあこれはこれで綺麗だしいっかってことで、型入れ完了~☆


そうそう、事前リサーチにより「日本酒を入れると、あっという間にトレースが出る」という情報も得ていたので、苛性ソーダ酒とオイルを混ぜる前に型も準備していました。

おし!準備OK!!さあ、混ぜるぞ~。

と気合を入れて混ぜても一向にトレースは出ず・・・・。

結局普通に20分の攪拌終了(;´▽`A``

トレースが出たのは2~3時間後でした。


う~ん、確かに早いけど、言われているほどではないなぁ。

キャスターオイルを入れた時と同じような感じ。

入れるタイミング?それとも使ったオイルの違い?

でもあっという間にトレースが出ると攪拌不足も心配だし、これぐらい時間がかかった方が安心かな。


余談ですが、精製水と何か液体を置き換える場合、入れるタイミングはいろいろあるようです。

苛性ソーダを混ぜる時に入れて一緒に反応させる場合、完全に反応してから入れる場合、トレースが出てから入れる場合などなど。

どのタイミングで入れるかは好みによって分かれるみたいです。

使い心地の違いは、正直良く分かりません(笑)

↑いつか自分で使い比べてみたいと思っています。


私は「苛性ソーダと反応させる」派です。

前に読んだあるサイトで「液体は苛性ソーダと反応させてなんぼだ」と書かれていました。

確かに、後入れで入れると使う時にお湯と一緒にすぐ流れてしまいそうだし、水分として反応させた方が石鹸の一部になるというか、成分が残る気がして納得でした。

それ以来、精製水置き換えで液体を入れる時は、苛性ソーダと反応させるようにしています。

まあ、「反応させてしまうことで成分も変わってしまうのでは・・・??」という疑問も残るので、どちらが良いとは一概には言えないと思いますが・・・(;´▽`A``


話が逸れてしまいましたが、精製水を100%日本酒に置き換えた石鹸はこんな感じ↓

石鹸日和-日本酒石鹸

淡いオレンジ色になりました目

写真だと分かりにくいのですが、はちみつを入れた石鹸よりも少し濃い色です。

型入れの段階ではあんなに濃いオレンジだったのに、化学反応って不思議~。

お酒の香りはしっかり残ってます。

熟成中にもう少し飛んでくれないと、お風呂場でほんのり酔ってしまいそうです(笑)