PCを買うときに・・・ | 漁師,ぴんぴん物語 EpisodeⅠ

PCを買うときに・・・

いまや、PC無き生活なんてありえない、そんな風に思えてしまうようになった。PC、それはコミュニケーションツールとして、情報手に入れるツールとして、自分の仕事のためのツールとして・・・そのほかの色々なツールとして役に立っている。


S社のPCが先月壊れて、修理の見積もりをお願いしたら14万近くと言われた。当然「修理しないで良いです」と即答したわけで、結局新しいPCを買いにいった。


みんながPCを買うとき、この二つの手段を使うと思うだろう。


電気屋さんに行く。

ネット注文する。


②は①に比べて安い場合もあり、お手ごろだ。ただし実物が見られない、ショッピングローンが組めない(カード支払いなら別だけど)、補償が①の方が長い、などなどの課題もある。まぁ前者の問題については①で見物して②で買う、そんなやり方もあるかもしれない。


さて自分の場合、①で購入することを決めた。理由はいくつかある。PC使えないので当然ネットも出来ず、また何度もPC屋行って考えてから②で買う状況でもなく、即PCが欲しく、補償やポイントカードを上手に使いたい、そんな理由からだった。


そんな私は先日新宿に向かった。着いた時14時、新宿を離れた時間21時。つまり7時間新宿にいたわけだ。新宿で友達に会ってた?否。新宿で買い物でもしてた?否。7時間すべてPC探しと飯食う時間に費やした。


さて、今日の記事はそこで気がついたPC購入に参考になりそうなことをつらつらと書こうかと。実際、日常のことはEpisodeⅡで書いているので、EpiⅡの記事にもなりそうだが、このまま何もこのEpiⅠに記事を書かないと、このブログも閉鎖の危機を招くので、それだけは勘弁と・・・。まぁ「そんなの当たり前じゃん?」みたいなことばかり書くことになるかもしれないけどさ、いつかしら参考になればと思いまする。


さて、今回新宿で尋ねた電気屋はいたってメジャーなお店---「桜屋」「大カメラ」「淀橋カメラ」の三つ。新宿西口に集う各店舗を狙い撃ちしてやろうと意気込んで行った。ここで下手なことを書いたら風評被害!とかなるのかな(苦笑)でも私個人の感想ということで、あらかじめそこらへんご理解ください、関係者の方々・・・


まず新宿に行く前に、もちろん事前の調べをした。


  <疑問>                            <判断基準>

①メーカーはどこが良いか?            × 好み、噂、実際の傾向、予算・・・

②デスクトップ・ノートブックのどちらが良いか?× 自分の利用法、好み、予算・・・

③最低限必要とするスペック            × 自分の利用法、予算・・・


それらをまずPCに詳しい友達に当たりまくり、かつPCの雑誌を立ち読みし(買えよ)、実際ネットで各社のHPで写真や情報を得て、ネット上の評価を参考にしていって・・・そうした中で自分の基準も掛け合わせていった。好み、予算、利用法・・・そうしたのを組み合わせた結果、そうしてF社のデスクトップにすることに決めた。


>>>ルール① 候補は3つくらい挙げておくべし.

一応念のため、3つほどの候補を挙げておいた。ネットで得られた情報は、実際の状態---機能、補償、値段…---と違う場合があるからだ。実際、第一候補は三店舗回ったものの、ネットで得られなかったものがあったことで結局、購入案から早速消えてしまった。


>>>ルール② 近隣別系列店舗は必ず回って比較するべし.


さて、3店舗を回る。最近のPC店は横並びなんじゃないか、そんな風に思っていた。もしくは値段が他店舗と異なれば交渉利くのじゃないかと。ところが・・・値段は違うし、配送についての応対も違うし、交渉も店によりけりだし、一緒にやってるキャンペーンや補償制度の質が異なる。これらの違いが、相当店舗間の差を生んでいる、そんな風に思えてくる。実際、今回購入を決めていたPC候補については、桜屋が最も高く(+2万)、大カメラと淀橋カメラが同じ金額だった。


こうなるには理由がある。特に新機種が出てくるペースの速い家電製品にその傾向が強い。評価が日々変わり、かつ出荷台数の変動が激しく、メーカー間の競争が激しいため、値段変動がそのあおりをモロに受けてしまいやすいようだ。


そんなのもあって、結局私が選んだのは「大カメラ」だった。配送料、配送日、値段、キャンペーン、補償・・・などなどの理由があったが、一番大きかったのは、店員という要素だったかと思う。


>>>ルール③ 出来るだけ多くの店員に当たるべし.

ただ回っただけでは駄目だ。なんといっても、お店はお店に並んでいるだけで判断するものじゃない。どんな店員がいるか、それが大きな判断基準になるといってもいい。つまり比較するべきは値段だとか補償だとかも大事なのだけど、一番大事なのは店員の質、といえるのかなと感じたのが今回の大きな学び。


自分は、買い物のとき店員が近寄ってくるのが苦手・・・というか嫌いだ(笑)放っておいて、って思ってるくらいだ。どうせ俺にはわからないし、俺が「これ」って言っても(似)合わないし、一人で考えたいし・・・そんなネガティブ思考がその原因なのだ(笑)


だが、今回ほど話しかけてきてくれ!ヘイ、カモーーーン!!って思ったことはない。で、それぞれのお店に行って、客の数や店舗の広さがもちろんそれぞれ違ったわけだが、三店舗の中でも最も広い淀橋カメラは店員が一度も寄ってこなかった・・・というのも敷地に多くの客が来る割に、店員の数が少ないように感じた。桜屋は店舗が狭いのだが、そのほかの要素(値段、キャンペーンなど)の問題で最初の振り落としの時点で消えていた。そして「大カメラ」が最も店員の接客が積極的だった。


積極的であることが、たとえお店の方針であっても、店員の質はそれぞれ異なる。そこで必要となるのが、出来るだけ多くの店員と話すことだ。そうすることによって、買いたいPC候補の最期の振るい落としが始まる。


ちなみに店員の傾向はこんな感じ。


「聞いたことしか説明しない店員」or「聞いてないことを説明する店員」

「メリットしか説明しない店員」or「メリットとデメリットを説明する店員」

「説明一本な店員」or「面白い小話を挟む店員」


さて、まず行ったら速攻聞かれるのが「どんなPCを購入されるお考えですか」とやってくる。そこで敢えてある店員には「全く決めてない、デスクトップにはするつもりだけど」と答える。ある店員には、PC買い替えの経緯を説明して「別の機種だったらどこが良いですか」と聞く。ある店員には「ここらへんのPCに絞っているのだけど」という。そこである程度の話を聞いていると、大体の傾向が掴めてくる。でも、そこで「考えます」と行って、場を離れる。


次にまた改めて行く。声をかけられると大体の傾向と当初の自分の候補を組み合わせた上で「これか、これで迷ってて」と、すべての店員に言う。そうすると「御用途は、主にどういうことですか」という話になる。カクカクシカジカ説明すると、その用途に合ったものを2つ程度教えてくれる。特にこの用途別で、強いメーカー、弱いメーカーがあるので、そこらへんを考えて、それをきちんと「批評」してくれる店員に当たれるまでがんばるのは大事。


ちなみにデスクトップには、一体型と分離型の二種類がある。そこで一体型と分離型の違いを聞く。特に各社によって、分離型でも個々の箇所だけ代用したりすることができない、という会社もある。そうしたことを明らかにして、一体型が良いか、分離型が良いかも考えてみる。


そうしていくうちに、自分の買いたかった候補の振り落としや店員さんの推薦など、各種条件が重なったものが絞られてくる。そして大体、自分が買いたかったものの同系統と、店員の推薦がほどよく近かったりする。


で、この問題を話す。これが一番大事なんだと私は思う。


このPCのメリット、あとデメリットを教えてください」と。


この質問、後者の問いの方がかなり店員によって説明が異なる。特にこうした質問をする人が少ないらしい。だから結局あまり説明に出てこない店員が多い。なぜなら、店員はそれまで「これが良いですよ」と進めてきたからこそでもある。


でもそこを説明する人もいる。それを導き出すのが一番大事。結局、どんなパソコンにもよしあしが必ずある。そこが何なのか。結局、PCを使っている間に、どんどんその手の悪い部分が明らかになってくる。メリットも当然聞くが、デメリットをあくまで知った上で購入に踏み切る、それが大事だし、それを正直に言う店員がいるか、それを確信することも大事。こうした店員の発言は、嘘を言ったら罪だけど、何も言わないのは罪じゃないし、そして正直言うのも罪じゃない。だからどれだけそこらへんをはっきり言ってくる店員ってのは、大きな購入で一番大事にした方が良いかなと。


もちろん相手も商売なので、ある程度、相手の発言から差し引いた評価も大事だと思う。高いものを推薦してくるときもある。だから自分の候補を持った上で望んだ方がいいのは、ごく当たり前ですな。


結局、どんな店員会う必要があるかというと、「意外と聞いてないことまで話す店員、これは必要でこれは不要なものですと理由付けしながら品定めを説明してくれる店員、メリットデメリットを話す店員」つまり、正直な店員に会うまで粘れ、ということだす。で、正直が何かというと、それは多くの店員から話を比較する中で明らかになってくるし、彼らの多くの話が一致するのかという点からも、そこらへんが明らかになってくるんだと思う。


あとは細部の詰めってところですよね。補償期間やその種類、キャンペーンの有無などの詳しい話に移っていく。そうして決めたPCがこれ。


               11


価格ドット混むとかで最安値が167000円程度(当時)だったが、それにほどよく近く、色々話した結果、169000円で私は購入。ちなみにほとんどのお店の平均価格は189000円(当時)だったので、かなり良い買い物かと。


ちなみに最後に一つ。


こうした大きな買い物するときには、部屋を綺麗にしときましょう・・・また確かなスペース作りをしておきましょう・・・今や、我が家は戦場です・・・このPCの置き場に困り、かつそれが収まっていた箱の置き場に困り、PCのために買ったデスクをどこに置くかに困っちょります・・・