悶々(戦後) | 漁師,ぴんぴん物語 EpisodeⅠ

悶々(戦後)

ふぅ。終わった。あと二試合、勝ち点3で当確、1でもほぼ決定。

というわけで、とにもかくにも次戦は落ち着いて試合見れるわけで・・・

私、バーレーンに行ってるわけでもないのに、足攣った・・・(笑)

興奮しすぎですね、夜な夜な。もしくは年齢相応の反応か・・・


ところで、1-0で見事?勝利を得た我が日本代表の良かったトコロ、

悪かったトコロ、などなど雑感を素人評ながらも少々して、

さっさ?と就寝しようと思います。


①良かったトコロ

ワントップでも激しい機能的なボールと選手の流れがあったこと

  -これには3‐6‐1の良い部分が機能した部分がある。6の2シャドー(トップ下)の

  プレッシャーが相手DFをずるずる後ろに下げることに繋がり、そして相手の

  中盤底とDFの間を空けることへと繋がった。中盤が不在で相手DFがズルズル

  下がると、相手DFが後ろがいない恐怖からボールを取りにいけなくなる傾向が

  強い。結果として、小笠原の得点は、ワントップと2シャドー、この試合の前半に

  関しては2シャドーにプラス中田英のプレッシャーとワンタッチ・ツータッチプレー

  からそうした相手DFの後退をもたらし、フリーで打った結果であると思われる。

  ただし、こうした動きは前半のみであった。後半はそうした機能的な動きが

  少なくなった。これは②の二点目に挙げることが理由としてあると思われる。

中田が予想以上に動けたこと

  -試合勘があったこと。こりゃやっぱ一流であることを照明しました・・・

中澤がいたことでDFが安定をしたこと

  -ここ数試合では不在であったが、この試合でその存在感を改めて示した。

ジーコが珍しく指示を多くしていたこと

  -今まで少なすぎた。ただしどの程度指示が機能を果たしたかは未知数だが、

    今までおとなし過ぎ。やっとかというのが本音。神も普通の人間だったのネ。

  ジーコ様は嫌でしょうが、トルシエ時代を思い出しました。

玉際のプレッシャーが今までより、より強く行けたこと

  -中田が指摘していたことでもあるが、まぁまぁ今までより強いプレッシャーを

  かけに行ってたか。印象論的ではあるが。

テレビの解説者がしっかり解説していたこと(ビバセル塩)

  -本試合、最高にして最大の収穫。


②悪かったトコロ

選手交代の機会の稚拙さ(遅さ、少なさ)

  -これは以前から変わらず。疲れていても変えるのが遅い。試合を変える

  選手交代が相変わらずジーコには見られない。こうした戦略的交代を

  ジーコ政権下では最近一度[北朝鮮戦の高原と大黒投入]しか見たこたが

  無い。これは一部の選手に対する信頼感が我々の想像以上に大きいと

  いうことの裏返しでもあるが・・・。

先制した時の無駄な落ち着き、被先制後からようやく動くという悪い癖

  -一次予選のシンガポール、最終予選の北朝鮮戦は前者、

  最終予選のイラン戦は後者であった。やはり、どうも一点取ってからが

  急にスローダウンする。なぜか。精神論?これはどうしても分からん。

  考えてみれば、相手が弱ければ弱いほど、機能しやすいこの癖(笑)

  欧州の代表相手などでは、絶対起こりえない機能です。ある意味、凄い。

無駄なイエローが多い

  -ファールの取り方、イエローの基準はまちまちである。これがファールだ、

  これがイエローだという明記がルールブックにはあっても、必ずしも

  それに従ったものではなく、結局、審判次第であるというのが正しい。

  ただしシュミレーションは微妙であっても最近よくファールだけでなく、

  イエローを取られやすい。特に「オーバー」なのは、本当に即イエローである。

  ダカラ、ワタシ、サントスノ、ヨサガ、ワカラナイアルヨ.

クロスの質の低さ

  -どうもねぇ・・・昔よりクロスからの得点は明らかに減った。

  高低・強弱の使い分けが無いし、またサイドの選手からの

  攻め、特にシュートが無いのが気になる攻撃の薄さ。

  クロスあげるだけが仕事か??

やっぱり三都主

  -誰か、私に彼の良さを教えてください。私は韓国留学時代、

  李ヨンピョの良さが分からず、韓国人友人に「何であんなの使うの?」と

  言った後、李の良さを知り、心を改めた記憶がある。

  鈴木が倒れやすい、それが大きな彼のマイナスイメージを作っているが

  彼のDF力と試合終盤までのしぶとさは確かに良い部分である。

  だが、いまだもって三都主については分からない。

  誰か、三都主のそれを知ってるならば、納得できる答えを私にオクレ。


③次戦の見込み

イエロー累積による出場停止組の問題

  -こんなワタシでも、あまり悲観的ではない、この一件については。

  次回停止組は、なんたって主力中の主力、中田と中村(あとオマケ三都主) 

  あと怪我組の小野。三浦が怪我との情報もあるが、北朝鮮戦までに

  回復しているかが微妙な状況。ただし、もっとも人を失う中盤は、中田英が

  試合後に「誰が入ってもこのチームなら・・・」と言ってたように、何とか

  良い面子があるだろう。


  恐らく、3-6-1から3-5-2に戻すはず。そこまで守備的に

  行かなくても良いわけで、かつ中村・中田共存問題が発生していないからだ

  (もうこんな場当たり主義的チーム作りは悪い意味で見慣れてしまった・・・)。

  そうすると、面子は以下の通りになるだろう。

  FWとDF、GKは不動で、中盤の真ん中が・・・


               小笠原

           福西        稲本(もしくは中田浩、ジーコの好み次第)


  サイドが・・・加地と・・・これについては後に述べよう。


  まぁ、控えに問題が残るものの、恐らく、やれないことも無い面子になる。

  特に中盤の底と前に起点がしっかりできれば、そこまで壊れることはないはず。

  特に、小笠原はこの試合で結果を得たことは大きいだろうし

  (前からも自信に満ちてたが)、底も結果として今まで色々な組み合わせで

  経験を積んできたということがあるからだ。


  ただUAEやペルー戦などキリンカップ同様の試合展開になる可能性もある・・・

  私自身、その二戦をちゃんと考察してないので、ちょっと情報が疎い。

  その試合では坪井、つまり中澤の部分の問題点があったとメディアでは

  盛んに指摘されていたが、果たしてそれだけであったか。そうは考えにくい。

  考えるに、中盤の前とトップの部分にしっかりとした起点作れなかったこと、

  収まっても、中盤の前と底の押し上げが弱かったことがあったのでは

  ないだろうか(あくまで想定の域だが)。

  

  この試合(バーレーン戦)の一つの良さが、トップに対する中盤の前と底の

  押し上げの強さだったことを考えると、そうした部分で押し上げ、またその

  ケアがしっかり成されれば、DFに中澤がいることも踏まえて、恐らくそこまで

  まずい戦いになるとは考えられないという理由から、私はそう悲観していない

  というわけだ。


  ただ、一つ問題なのは加地に対する左サイドを挙げられなかったこと。

  そう、実は、三浦の怪我がダメだと、誰も控えがいないこと・・・。

  

  これが私が指摘するまでもなく、ジーコ政権下の最高の問題点だった。

  同じメンバーでずっと過ごしてきたせいで、代わりを育ててこなかったこと。

  彼のチーム作りは選手の育成型ではないので、ジーコにとってはこんなことは

  当たり前の状態なのですがね、あとで知らない誰かが入ってきても大丈夫と。

  いつもは最も信頼した選手を登用し、使ってない選手は勝手に育つものだと。

  こうした形態を「家父長制」と呼んだ批評家がいるが、まったくその通りな訳だ。


  以前、村井(ジュビロ)を召集したこともあったが、彼は今怪我をしていたはず。

  今、考えられるのは、東京Vの相馬(鹿島にいた相馬じゃないよ)が評価が

  高いが、彼を招集するとも考えられない。中田浩二をコンバートするような

  「トルシエ的」思考がジーコにあるとも考えられない。

  トルシエ思考は、ジーコ下で最高の否定材料なわけですし。そう考えると、

  今回の状態は最高の「想定範囲外」。

  さぁ、場当たり主義者で楽天主義者の神様、今度はどうするのか。

  すごく楽しみ・・・なわけ、ねーーーーーーーーだろぉぉぉ。 


北朝鮮の対応と無観客試合という難しさ

  -こればっかしはやってみないと分かりませんよね。無観客の試合は選手に

  不気味な影響を与えるでしょうし、私たち自身もおかしな気分になるでしょう。

  まるで高校サッカーの練習試合を見ている気分に。


  北朝鮮は次戦、結局、ホームじゃないから静かなサッカーを

  してくるかもって?・・・いや、そんなことはしないか。

  確かに、監督が恐らく出場停止(イラン戦で退席になったため)。

  でも、あと二試合連勝すれば、まだプレーオフなどの可能性が

  実は残っています。しかも相手は敵対国日本。そんな日本戦は、

  やっぱ勝ち点3の獲得狙って、凄い死に物狂いで来るでしょう。

  それを考えると・・・やっぱ出場停止組の不在は痛いか・・・?

  でも、戦力考えると、やはりやれないことはないでしょう。

  このW杯予選のグループ内の試合対比を考えてみても。

  

  でも、逆にポジティブに考えれば、もしくは新たな選手の可能性を

  見出すことの出来る、より良い機会になるかもしれません・・・

  こんな機会、そうそう無いのですから。

  マジ勝負かかった試合で、勝ち点1もOKで、かつ選手試せて。


  ・・・今のジーコJAPANの現状考えると、こう考えるしか無いんですがね(笑


  そういう訳で、ちょっと今日の試合について、雑感を述べてみました。

  ですますなど、語尾についてはいつもちゃんとしてたつもりなのに、

  今日は寝不足のため、ご勘弁を。しかも書きなぐったせいで、

  今まで以上に、まとまりがない・・・あぁ・・・しかも、量的に結局、

  ちょっとじゃ済まなかった(泣き笑い)。では、また・・・Zzzzzzz・・・。




  関係ないけど・・・CMで仕切りに流れているSW3・・・見てぇぇぇぇぇぇ!!!

  私もダークサイドに堕ちたものなので・・・