職場の上司が３月末でご退職。

私にとっては、23年という長きにわたり、様々なことを教えてくださり、支えてくださった方。お礼の気持ちが無限に湧いてくるのに、月並みな言葉しか申し上げられない自分が情けない！

職場の皆さんで記念品を贈ることになり、何が欲しいか伺ったところ、「マラカス！」と仰る。音楽や楽器がお好きで、自らも楽器演奏を楽しんでいる上司だが、マラカスは、ご本人も、どんなものがあるかなど、よく分からないとのことだった。

それでも、お知り合いから、名古屋にある店の情報を入手され、「一緒にお店に見に行きましょう」と誘ってくださった。

イメージしていたのは、カラフルな色、模様などが付いた木製マラカスだが、これは革製で、実用的な楽器！カッコいい！

お店の人がキューバーへ買い付けに行き、入荷する端から売れているようで(汗)、辛うじて大・中・小と1，2本ずつ残っていたものを、直接、手で確かめ、説明も聞き、選んで頂いた。

お店の方に、他に楽器がないか伺ったところ、Guiro(グィロ／ギロ)を出してくださった。

洗濯板みたいなやつ。ひょうたんを刳り抜いて作った楽器で、棒(何でも良いらしい)で叩き擦って、ジィィィ・チャ・チャ、ジィィィ・チャ・チャ♪と、ラテンのリズムを刻むやつ。

鳴らし方を少し教えてもらい、実践されるが、ジィィィ(棒を上から「し」の鏡文字的に楽器に当て、下から擦り上げる）がなかなか難しそう。「今後、練習してみてください！」と、贈らせていただいた。

マラカスは、”スペイン語圏”のラテン音楽でよく使われる事とか、Maraca(マラカ)という実が入っていることが名前の由来とか、贈り物を選ぶだけでも、いろいろ勉強になった。

4月から、ほんと、寂しくなるけれど、ご興味の向くまま、自由に楽しんで頂きたい！

上司への贈り物