3週間かけての備忘録、最終編。
奈良井宿へ一泊しての木曽の旅。私にとってはこれまで旅の通過点、あるいは「その手前までは行くんだけど」というエリアで、また一味違った山里や暮らしの空気を感じた。
木曽の伝統工芸品の木曽漆塗りの椀(過去記事)を買う時、正直、ケチの私には葛藤があった。
値が少々張る漆器は、特別な時に使うものという感覚で、その特別とやらが日常にどれだけあるか?となると、悲しいかな数えるほどしかない(笑)。そう考えて買うのを躊躇した。でも「特別な時以外使うな」というルールもないし「なんなら毎日を特別な日だと思えば良いじゃん」と、結果、日常を少しだけポジティブにとらえられるようになった。
そしてもう一つ、買おうか迷って買ったもの。
奈良井宿にある「ギャラリィ パウザ・ディ・クローマ」さんというギャラリーがあり、特許のある特殊な製法で作られている本物の草花のアクセサリー販売や、漆器の展示をされていた。
そこで、最初は薄紫のカランコエの花のイヤリングを見ていたんだけど、なんかコロンと可愛い実のイヤリングが目に留まり、少し前に買った赤い靴や、その翌週に控えていたイベントの雰囲気に合いそうと思い、買ってしまった。
ギャラリーの方が付けていらした、同じサンキライのブローチがゴールドっぽい色合いで、10年の経年変化でその色になったと聞き、私の10年後はその色の方が似合ってるかも、と、ちょっと心ときめいたんだよね~。
草花アクセサリーは、倉敷の「苑工房」さんが作り、奈良井宿のこのギャラリーでも常設で取り扱っているらしい。
そして開田高原の木曽馬の里では、チビ春駒を。
これ、小指くらいのサイズ。妻籠で買った花まつりの春駒(過去記事)も気に入ってるけど、このチビ春駒も好き。
その他には、開田高原のブルーベリージャムや、奈良井宿の土産屋の店主さんが試食でくれた、信州みその甘辛な飴、東農の定番の郷土菓子からすみを。
断捨離をしている途中でもあり、欲しいからと、物をあれこれ買いたいとは思わない。
だけど本当に気に入った物があれば買って、大切にしながら存分に使い、「お疲れ様、ありがとうね~」と言って、徐々に手放していく方が、自分にとって”健全”だわ、とも思う。
そうね、理想としては、自分の好きな物が、最期の時に1つ手元に残っている、ということかな。



