12月に入り、忘年会のシーズンが今年もやってきた。

そんな中、昨年の忘年会をしたときに感じたことを書いた記録が出てきたので、今回はそれを紹介しよう。


2012年の年の瀬のある夜。

謎の腹痛に襲われ、体調を崩していた。

ノロウィルスではないかということで、安静にしていたのだか3日間動けなかった。

ようやく体調が回復したので、心配してくれていたスタッフたちに忘年会をしようと提案した。

食事をしたのは、弊社の最寄り駅でもある地下鉄2号線南京西路駅にある「力士」という焼肉屋。

以前、紹介したこともある、元関取の貴闘力がプロデュースしたお店だ。

お店の真ん中には土俵が置いてあり、テレビモニターには日本の相撲が延々と流れている。


ところが、ちょうど忘年会で食事をした頃、お店の雰囲気が変わったことに気付いた。


9月の反日デモがあったくらいから、元関取の身長2メートルくらいありそうな店長がいなくなったことはなんとなく気付いていた。

その後、肉の品質や店のサービスが変わったのは間違いない。


以前は注文が入る度に元気なかけ声があったのだが、それもなくなって運ばれてくるスピードが遅くなったり明らかにサービスの質は低下した。

また、肉も以前の方が美味しかったような気もしていた。

何よりも変化したのは日本人のお客さんが圧倒的に減ったということだ。

ところが、中国人のお客さんは増えていることは間違いない。


マネージメントをしている人が明らかに日本人から中国人に代わったということもあるのだろうが、雰囲気やサービスも大きく変わった。

ただ、中国人向けになったという意味では失敗しているとはいえなかった。

忘年会をやった日もほとんどの席が満席で、お客さんは今までよりも入っていたのではないだろうか。


飲食店を上海でやる際には、中国人に受け入れてもらえなければ話にならないので、そういう意味ではいいモデルチェンジとなっているのかもしれないと感じた。

利益を上げないとビジネスは成り立たない。

何を重要視するのかは、オーナーの意向によるだろうが、飲食店の展開の厳しさを見たような気がしたのは事実だ。


この焼肉屋だけではなく、オフィスの近くにできた日本食料理屋も同時期にオーナーが変わった。

お店の名前も変わり、メニューも大幅に変わった。

こういった臨機応変さがなければ、上海で飲食店で勝ち残るのは難しいことは素人でもわかる。


当時とある人がいっていたのだが、昨今の中国では毎日3万社の企業が倒産しているとのことだ。

そして、毎日3万社が創業していると。

競争の激しい中国で、生き残りをかけた戦いは今からもまだまだ続くだろう。