人事考課を処遇に活用する際の注意点9 | 人事コンサルタントのブログ

人事考課を処遇に活用する際の注意点9

9.評価調整会議の実施

 評価基準のすり合わせや評価の整合性を高めるために評価調整会議を行います。評価調整会議には次のように2種類があります。

 

① 評価基準すり合わせのための調整会議(ぜひ行ったほうが良い)
 2次考課者が1次考課者を集めて行う評価調整会議です。

被考課者のどのような事実に対して、どのような評価をしたかの確認、すり合わせを行います。

実存部下による人事考課研修の事例研究的な内容になります。

 

この評価調整会議での注意点は、どのような行動や出来事がどの評価段階に当てはまるかの調整であって、「誰々がAだ」「誰々はCだ」という人間の評価にしないということです。
 

② 総合評価(処遇上の評価)の最終決定する調整会議

 決裁者や人事部門責任者が部長クラスを集めて行う調整会議です。

人事部門からの集計表を基に、処遇上の総合評価の整合性、バランスを確認し調整します。

 

 

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