We’re Going On A Bear Hunt | 英語で楽しむ子供のための歌と本

英語で楽しむ子供のための歌と本

子供向けの英語の歌や本、アメリカ幼児教育事情を、
アメリカで活躍する Preschool 教師がお届けします。

みなさん、こんにちは。

アメリカのPreschool教師が英語の歌や本、

アメリカ幼児教育事情をお届けしている

ブログです。


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今日は、クマ狩りに行く家族の絵本、
“We’re Going On A Bear Hunt” です。

クマ探しの通り道は、
そんなに易しいものではないようです…





独特のリズムに引き込まれて
しまいますね!

草むらをかき分けて、川を渡り、
泥の中、森の中を抜けて
吹雪の中を通り過ぎ、
洞窟を忍び足で歩いた先に…

クマを見つけた後のテンポの速さが
登場人物の気持ちを良く表していて
子供達も興奮しながら
聞いてくれることでしょう。


擬音語、擬態語も沢山出てくるし、
同じフレーズの繰り返しも
小さな子供にはピッタリの絵本です。

“over” “under” “through” といった
場所を表す言葉を学ぶにも最適です。

同じコンセプトの歌 “Lion Hunt” なども
あります。

日本語でも「猛獣狩りに行こうよ」という
遊びがあるようですね。

ところで、
この日本語版を見て驚いたのは
猛獣狩りに鉄砲を持っていくところです。

アメリカでは、銃の真似をして遊ぶと
小さな子供でも、親や教師から
注意されることが多いです。

私が今まで働いた preschool では
手で銃の真似をする事も
レゴなどで銃を作る事も
厳しく禁止されていました。

これは、銃社会の国であるために
大人が敏感になっているだけでは
ないようです。

残念ながら、恐ろしいことに
おもちゃの銃を持っている子供が
実際に撃たれてしまう事があります。
もしかしたら本物の銃かもと
大人が危険を感じてしまい、
自己防衛のために
子供に向かって発砲するのです。

銃口を人に向けることの重大さが
理解できない子供が
銃で撃つ真似をすべきではないのです。

コンピュータゲームで、銃で撃たれて
死んでしまっても、ゲームを再開すれば
また生き返るのを見ていて、
死の概念を理解していない子供も
沢山います。



家庭によっては銃に寛容な場合もあれば
親のバックグラウンドによっても
違うかもしれません。

ロシア人の男の子が
銃で撃つ真似ばかりしていたので
お父さんに話を聞いた事があります。
ロシアでは本物の銃は絶対にないから
子供が射撃の真似をするのはOK、
親も子供をピストル博物館に
連れて行ったりすると言っていました。

日本人もロシア人の考え方に近いのかも
しれませんね。

銃には敏感なアメリカでも、
夏にはカラフルな
水鉄砲で遊ぶ子供は多いです。



話は大分それてしまいましたが、
“We’re Going On A Bear Hunt” は
安心して読める絵本なので、
子供と一緒にどうぞお楽しみ下さい。