アメリカで保育士をしているSabbyです。
今日は、クリスマスとは少し離れて
Social/Emotional Developmentに役立つ
絵本の紹介です。
“Have You Filled a Bucket Today?”
今日はバケツを満杯にした?って
何の話だろうと思うかもしれませんね。
一人一人が見えないバケツを持っていて
バケツが満杯になると嬉しくて幸せで
逆に空になると寂しくて悲しくなる
というストーリーです。
では、バケツを満杯にするには
どうしたらいいのか
話を聞いてみましょう!
自分のバケツを満杯にするには、
他の人のバケツを満杯にしてあげないと
ダメなんですね。
他の人が喜ぶことをすれば、
相手も嬉しいし自分も嬉しい。
逆に相手に嫌なことをすれば、
相手は悲しいし、
実は自分も幸せになれない。
人間として生きていく上で
とても大切な事ですよね。
自分さえ良ければ
他の人はどうでも良いというのは
間違っていると思うけど、
そういう考え方の大人が
沢山いるのも事実です。
そういう大人にならないためにも
相手を思いやることを
小さい時からしっかりと
学ぶべきでしょう。
この絵本の読み聞かせの後に
“Bucket filler” になるか
“Bucket dipper” になるか
子供達に聞くと
“Bucket filler” になると
みんな言ってくれます。
また、日常で、
他の子が嫌がることをした場合など
“Are you being a bucket filler or
a bucket dipper?” と聞いて
自分のしている事に
気づかせたりすることもできます。
「見えないバケツ」は抽象的なので
もっとよく理解できるように
中の見える瓶などにポンポンを
入れても良いですね。
子供が良いことをした時は
ポンポンを入れて嬉しさを示し、
悪いことをした時は
ポンポンを瓶からとって
悲しい気持ちを表します。
トイレトレーニングや
躾にポンポンの瓶を使う方が
いるかもしれません。
今回は、相手を思いやる気持ちを
育てるのが目的なので、
瓶の目的を混同しないように
気を付けてくださいね。
こちら↓の本には、
バケツを満杯にする事だけ
書かれています。
Bucket dipper には触れていません。