1月12日 7:00〜7:30 ヨガ
ヨガを教えてもらえるみたいだからとりあえず参加してみる。
あたしのお部屋の主はやめとくらしい・・・
参加してみたら、先生はインド人のセティ先生 お話は面白い 猫にも難しくないヨガときた。
猫だから難しくなかったのではというところはまだわからにゃいが、とにかくあたしのお部屋の主にもぜひにも参加してもらいたい内容だった。
朝食(7:00〜9:00)はその後8:00くらいまでに食べちゃって、お部屋の主と本日のイベント参加の打合せ。
9:00〜9:50の寄港地&ツアーの説明会はぜひとも聞いてもらわなきゃ(お部屋でも聞けるらしいけど、もちろん緊張して起きててもらうためね)。
10:00〜11:00にはデジカメ活用術の教室があるらしいのでお部屋の主にはこれに参加してもらいこの船旅の良き思い出となる写真を上手に撮れるように成なってもらわなきゃ。今回は「デジカメの扱い方の基礎知識」ですって。教えて下さるのは写真家・フォトジャーナリストの木村聡先生。
その間にあたしは同じく10:00〜10:45のアートクラフト教室にもぐりこんでコサージュをこさえました。
お花の色を選び、お花と葉っぱとミニパールをつないだようなのをまとめるだけ。
簡単で、楽しくこしらえて、今夜のグランドオープニングパーティーのドレスの胸につけるのだって。あたしの毛皮には無理だからお部屋の主のスーツの胸にでもいいかな。
出来上がった物の花の色が気に入らず、ぜひぜひ14:00からか16:00からの教室で別のをこしらえてきてってお部屋の主に頼んでみたけどきっぱり断られちゃった。ひとり(ひとにゃん)1回ずつだということだからこしらえてほしかったなあ。
11:00〜12:30 には各国の出入国に必要な書類をお船に預けます。
出発前夜絶対忘れちゃならないものとして何度も確認した書類です。
タイ出入国カード シンガポール出入国カード インドネシア出入国カード フィリピン健康チェックシート スリランカETAレシート ミャンマー査証用の顔写真5枚
まあ病気のこともネコはヒトとは関係ないしお船に乗るのもあたしは古来伝統的なもぐりこみだから関係ないけど、あたしのお部屋の主には大事なこと。
確実に自分でやってもらわなきゃね。
昼食(11:30〜13:00)は12時頃にはすっかり食べ終わり、あたしのお部屋の主は、早々にきっぱりとお昼寝タイムをとりました。
13:00〜13:45にはメインラウンジで
講演:オリエンタルなドリンクの魅力について 知識はおいしさの隠し味 〜ベトナム・タイ編〜
がありました。
講師は日本ドリンク協会代表でありジャパンソムリエ協会代表でもある山上昌弘先生
14:00〜14:45のインド・スリランカの伝統医学アーユルヴェーダ講座は、いいひとから
ぜひきいてこい
と言われてたので猫だけどこっそり聴講しました。
講師は新倉亜希先生
1回目は アーユルヴェーダの歴史と発祥 についてでした。
5000年の歴史をもち漢方やアロマセラピーの源流となるというアーユルヴェーダ 和訳すると長寿の智恵 では、漢方でも本来は虚証であるとか実証であるとかいうみたいに、3つのタイプに本来の体質を分けて健康を維持するための処方をきめるとか、とりあえずはざっくりと興味を次回につなげた講演でした。
あたしのきいてたとこだと、和訳すると 生活の知恵 ということでしたので、長寿の知恵 とまでは内容からした意訳かなって感じでした。日本においてはもちろん医師がこれを学びきちんと西洋医学にも照らして利用することは医療であっても、一般にはそうでなく施術となると美容、自分で利用するのはそれこそ生活の知恵、民間薬の利用と同じです。日本の民間薬では本来の体質は考えることはありませんが、理論とはなってはいなくともずっと身近にある薬草の同じ用途に使っているものを
これはつかってみたがどうも自分には効かない、こっちの方が自分には合っている
というように使い慣わしたものだから薬の効き目じたいとしては、同じようなものです。それはかすかな頼りない効き目という意味ではなく、今ではかなり忘れられている民間薬を使うこともアーユルヴェーダを利用することもどちらも同じようだという意味で、ご家庭の初期処置としては、同じように十分力を発揮してくれるという意味です。
その違いは理論だって学べるかどうかというものでしょう。
いやむしろ、理論はともかく、日本でのアーユルヴェーダ利用が、インドでなく日本の民間薬を利用しておこなわれているのですから。
また、漢方は中国から渡って以来、ながく本邦で医術として実践と研究をすすめてきた分、その時代その時代の医師が患者の生死を見守りながら研鑽してきたものであり医療として培われてきていますが、使う物が生薬であり医術として時代を経てきたものであってさえ、まだ日本では経験と歴史が浅く、すでに現代の医学が機能しているこれからの日本では、本来の医療の現場またはそれと連携をとりつつの代替医療として用いて行き研究されたとしても、よくてサブにしかなり得ないと思えました。
また、それでこそよい、ひろく知恵を利用するのだというものだと感じられました。
胃腸に良いといわれるスパイス類が日本の民間薬には無いことが、日本の冬寒い地方においては、本来の体質の分類ではねて、用いないようにするのかなあと思ったものの、生まれた地方、育った地方をきく質問が本来の体質を判断する質問にはいっていなかったことは、体質を判断するという形をとりつつも、現状が日本で利用するということより紹介する段階なのかなあと思えました。もちろん、育った地方を聞かなくても体質は判断できるでしょうが、気にすること無くつかえると紹介されている物が遠い異国の薬草であるのであったりすると、この体質判断ではどれにも入らない体質があると言わざるをえないのだとわかります。
もちろん生薬、成分の研究という意味では、別の職域でなされてきています。アーユルヴェーダで用いられてきた植物から明らかに合成薬物に匹敵する効力をもつものがみつかったり、育つ土地は違っても、日本で民間薬として使われてきた植物と同じ成分がみつかっていたり、それはさまざまです。
けれど一般を対象にお話をしてくださったのだからしかたがありません。奥の深いところの上澄みですから・・・
15:00〜17:00 のアフタヌーンティーは今日は見に行く暇もありません。だってパーティーがありますから。準備が必要ですから。
そういうわけで、お部屋の主は髪を整えたり着替えたりに集中。猫だって船長と一緒に写真を撮ってもらったりパーティーに参加するつもりで里山の狐にちょこっと変化を習ってきたんだから、レディになるつもりだったのに、ネクタイの端っこを引っ張らせられたり、カフスボタンを押さえさせられたり、ポケットチーフを押し込ませられたり、おぐしに櫛を入れさせられたりで刻々と時は過ぎ・・・もう時間がないじゃん!
パーティーは何時から?
18:30からじゃよ
18:00からだと思ってたー。そんなら何とかなるよー。
会場の前でまっててにゃ。パーティなんだし絶対エスコートしてくれなきゃ。
と約束して、お部屋の主を部屋の外におしだしてから、顔をあらったり尻尾を整えたりしてして、レディに変化を何度も失敗して泣きそうになりながらやっと準備終えましたら、17:00〜17:30の船長との撮影タイムはすっかり終わってしまったばかりでなくやっぱり18:00〜18:30だったパーティーにも出られず、その上お部屋の主は約束をたがえてさっさと先に食事を始めてしまってた!
せっかく変化もしたことなのにし、エスコートの約束もたがえて、レディのあたしをほったらかしたことには、猫といえども腹の底から怒ってしまって、胸に付けてあげるつもりだったコサージュを自分につけたよ。痛かったよ!
いや本気でこの旅前途多難だと覚悟したよ。
20:00〜21:15 には二胡をたっぷり聴きました。(猫は頭にきたを長続きはさせられない生き物です。)






