昼は燃え、夜は眠る・・・
体はそういう風にできているのだろう。
深夜になって何か食べると、よくたまるとか。
そういえば・・・と思うことがある。
昼間はしばとらは、何かというとつまみ食いをしている。
食べれば、暑い暑いと上着を脱いでしまう。
ぐうたらとベッドにもぐりこんでも、まるで黒のようにしばらくしたら布団を蹴飛ばして起きだしてぐうたらは立ったり歩いたりしながらになる。
ところが、21時も過ぎてからでは、小腹がすいたとつまみぐいをしてもちっとも暑くならないらしい。
今日も、口さみしいのか小腹がすいたか麺類をすすりこんでいたが、夕方着こんだセーターを着たままだ。
食べたのにちっとも元気が出ないぞ。おなかが重いぞ。なんてつぶやいている。
テレビを見てるのにどうにもしゃっきりしないらしく、つまらなそうな顔をしていたかと思うと、とうとう
こりゃ、薬切れだな・・・ と言い、ゴリゴリとコーヒー豆を挽きだした。
エスプレッソを2杯分入れ、濃いコーヒーにミルクを少し足して、ぐいっと飲み干した。
やっと本調子でテレビをおもしろく見られるよ。 そんな顔をしていた。
そして、そのあと、
あっついなあ・・・ とセーターを脱ぎ捨てた。
昼は燃え活動し、夜は眠るために燃やさない。だから暑くならない。そしてため込む。
ところがコーヒーというやつは、目を覚まさせ、血糖値をあげ、戦闘モードにさせる。
昼間のように燃えはじめ暑くなる。 そういうものらしい・・・
昼も夜もない生活をコーヒーで招きよせたしばとらの傍らで、コーヒーなんか飲まないあたしは、丸くなって鼻を前足で抱きしめてうつらうつらしはじめた。
暗くなってあったかくなったのは、しばとらが脱いだセーターをあたしにかけたからだろう。 ぷーすー
