定額給付金何に使う? ブログネタ:定額給付金何に使う? 参加中
山羊や羊なら食べてしまうというかも知れない。

届いた葉書ですらついつい読む前に食べてしまうらしいから、同居人が喜んで袋から出してひらひらした日には、抑えられもしないで舌をのばしてくるくるくしゃくしゃと。

同居人にとっても、もしかしたら、御馳走でもと思っていたかもしれないところをむしゃむしゃと食べられては悔しいだろうがダイエット代りになるかもしれない。


あたしんちでは、まだ顔を拝んでいない定額給付金だ。

しばとらは、手にするまでは無いものと思ってなにも考えてやしないようだ。
何に使おうとあたしたちは、あの高い所にしまってある鰹節の袋をがんばって引きずりおろしてくるつもりだ!
缶入りの海苔には手は出せないけれど、袋入りの海苔はきっと黒が破ってあけてくれる。

食っちゃえば、しばとらは、しかたないなあと言いながら新しい鰹節と海苔を買ってくるに違いない。

この調子で定額給付金の行先は、「美味しいもの」に消えてしまうことだろう。
もちろん「猫にとっての美味しいもの」だ。



そんなことを思っていると、雉トラがうれしそうに鰤の切り身の焼いたのの薄い所をくわえて行った。
おっかちゃんがしばとらに持たせた鰤を焼いたらしい。

どうやら、定額給付金にかかわらず、しばとらの手元にある美味しいものは、あれもこれもあたしたち猫にふるまわれることに変わりはない。
手に入ったところで、オサイフの中の一枚になってしまって、変りなくあたしたちにフルマワレテしまうのだろう。

お魚好きのしばとらがお御馳走を考えるなら、あたしたち猫にもお御馳走だから、山羊や羊がまるっと食べてしまうより、よっぽどしばとらのおなかにも入るうれしいお御馳走になるはずだ。

猫は山羊や羊のようにはしばとらのダイエットには何の助けにもならないまま、給付金をきっと仲良く猫としばとらのおなかに収めてしまうことだろう。

しめしめと、とらぬ鼠の皮算用をしている猫なのだ。