ブログネタ:キャンドルナイトに参加しませんか? 参加中


ろうそくの明かりはとても暖かく明るい。

あたしの大事な「窓」のある部屋の電灯が壊れた。
数日前から灯りがつかない。

灯りを消そうってイベントなら天の星がざらざらと美しく現れるだろうけど、キャンドルライトが出揃うと星明りはまた遠のくだろう。
思い出すのは、闇の中流星をいくつもいくつも数えた日のことだ。
ろうそくの明かりで楽しめるのは、そういったものではない。
灯りによって作り出される、新しい闇。
闇に閉ざされたちいさな世界。

あたしを踏んで歩かぬように、ろうそくに火をつけた同居人といつものpcの前へ進む。灯りは消えてもスイッチを入れればあたしの「窓」は開いて光る。こればかりでは目に突き刺さる光源だから、ろうそくを置いて和らげる。

天井にあって闇を遠ざける電灯と違って、灯りの向こうには闇が作られ、あたしと同居人はいつもより寄り添って画面を見ている。

ちょうどいいや。電灯を新しくするのは先に延ばして、しばらくろうそくを楽しむ事にしよう。

この部屋は、二時間といわない、しばらくは灯りの欲しいときはいつでもろうそくだ。
きっと炎とおなじみになるだろう。ガスの火でない炎が当たり前に一緒に暮らしていたころの昔語りを聞かされるかもしれない。
100万人のキャンドルナイト 東京八百夜灯2008
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