ブログネタ:犬と猫、どっちが好き? 参加中
世に猫好きさんと犬好きさんとがいるらしいね。
猫派 とか 犬派 とか言うらしいね。

あたしが犬派じゃ、長生きできない・・・
だってあたしは猫だもの。

同居している気の置けない犬がいるわけじゃなし・・・
そういや同僚にワンちゃんがいるけど、ま同僚だしね。仲良くやってます。

蛙派か犬派かと言われりゃ、犬派としか答えたくない。
脳みそが空っぽの蛙も同じ職場ですから蛙は今のとこ問題外。

こういうことは、あたしより同居人にきくことでしょう。
ということで同居人にきいとみると、

犬派でも猫派でもないよ。
猫も犬もただのペットとしか思ってなかった頃は、犬派だったなあ。
決まり事を守らせることから説得や練習がいるなんて、トイレのしつけからしなきゃならないなんてしらなかったころは、
ワンちゃんてば、あたしの言うことを聞いていつも一緒にいてくれる。
猫ときたら好きかってするばかりで猫っかわいがりの対象に過ぎない。
そんな風に思ってた。

子猫が落っこちていて、Tシャツの中に抱いて帰ったから、あんたと暮らしてる。
子犬はあんまり落ちてないからね。

引っ越し嫌いで飼い主になつかないと思ってた猫が、一緒に引っ越ししてきて、悲しいときには涙を舐めて抱きしめてくれるなんて思ってもみなかったよ。

じゃあ今は猫派なの?

ねえ、ちびがあたしの涙を舐めてくれる?
あの子は出会ったときがおへそもとれない子猫だったから、あたしとあんたの子供と思ってるよ。ちびが可愛くても猫派とは言えないでしょ。

黒が好き勝手が魅力の猫だと思う?
知り合いにリンゲルを打ってもらって生き延びたこと知ってるのか、ボス扱いして主張も控えめに遠慮してるよ。それが黒らしくても、好ましくても、猫派とは言えないでしょ。

あんただって、犬派か蛙派かじゃなくて、犬派かヒト派かって聞かれたら、ヒト派って答えないでしょ。
私は私、知り合いは知り合い、お隣さんは全然知らない。

出会いは仕方がない、降り懸かっただけ。いわば運命。
あとは、なんとかやってきた。毎日信頼を深め、裏切りに目を閉じず、一緒に生きて来た。明日も明後日もそうするだけ。私はあんたが猫でなくても、そうして暮らしているはず。またなにか降りかかってきたら、それもなんとかやっていくつもり。
だけど、いまはあんたでなければダメだし、他の猫も欲しくない。猫でない何かも欲しくない。

猫派とか犬派とかってのは、お人形好きか車好きかってくらいのものなのよ。
お部屋にはまだ無くて、おもちゃ屋の前で、どっちが好きかどっちを買ってもらおうか決めるときの気持ちくらいのものなのよ。あたしたちにとってはね。




ちょっと切ない気持ちになりかけたもんだから・・・

だったら、勝手なときにぎゅうっと捕まえないでよね。あたしが慰めてあげなきゃって思えるくらいでなかったら甘えさせたげるつもりなんかないんだからね。すぐ毛並みが乱れちゃうんだからもう。

って、しっぽを振ってしまった。

あたしは、猫派でも犬派でもない、同居人のいる猫だ。