ブログネタ:おせち料理は作る派?買う派?
同居人はくろまめ大好き。ママの煮たほんのり甘くてもちもちかんたっぷりの黒豆。
ほんのりの甘さだからこそのふわふわもちもち感。どこのお上等なおせち料理でもこれは味わえない。
他に赤い豆 白いおたふく
煮物の味も心に染み付いたママの味。
子供の頃から練り練り続けた担当の栗きんとん。
鰤の照り焼き、塩焼きは、そうなる以前に、その時期以外は手に入らないような素敵な鰤がお料理屋さんにいっちゃわず、切り身に分けてもしまわない美味しい状態で手に入るから、切り身につくる段階で刺身のまんま、わらわらと醤油の皿と箸をもって集まるひとのおなかにおさまり始め、ついでに猫にも振舞われる。
海老もしかり。
贅沢な大きさのを、ワタだけ抜いて丸ごと塩で炒り煮にする。
お弁当なら人差し指くらいの海老、デパートのおせちなら上品にお重に美しい大きさのところを、これでもかの大きさ。
これは数があるから、猫もひとも味見は厳禁!
好いにおいの漂う台所で、担当が煮汁を味わって、
うんま~ぃ!!
というのを聞いて明日のお楽しみにするだけ。
ぷりっぷり蒲鉾も彩りや酒のあてじゃない、欲しいだけどっさりのたっぷりだ。
きんぴらごぼうも数の子もお任せの担当者がいる。
こしらえるときからのお楽しみを手放せるものか・・・
この時期ならではのいい食材を食べないでいられるものか・・・
思い出と美味しさ満載の年中行事は、たった一人の食卓になっても忘れられない。
買ってきたおせちでは補いようも無い。
ただの一品でも黒豆を炊いてママを思う。ごった煮の様でも煮物をこしらえてママを思う。

