薬膳関連で、食材についてと陰陽五行説についての話でした。


食材については、このごろいろいろな実験結果から、様々な効果が期待されている情報が溢れていますが、漠然と期待してもそうそう期待通りにはいきません。

実験によっては、そのような実験結果が得られただけに過ぎない、その物質の単なる研究過程の新事実や、新事実らしいものであるに過ぎないものもあります。中には、疫学的な調査から得られたかなり確かな効果というものも有ります。




陰陽五行説については、どこでも探せば見つかる情報でしょう。

食材の味や性質については、経験を陰陽に五味に当てはめて整理したものでしょう。

しかし、逆に黄色いものはどこそこに良いといえるかというとそれはまた異なります。


もともと複雑多岐な自然現象を整理するために考えられたのですから、目の前の現象、様々な経験を分類整理した部分は妥当であっても、その逆はその通りとはいい難いものです。


色や味や臓器を木火土金水に当てはめた表があります。味については臓器との関連があるとされています。それは経験によるものかもしれません。ですから、五禁と呼ばれる、味の禁則もあります。

けれども、色については五色があげられるだけで、それを禁じる五分は無いようです。

勝手な拡大解釈で、黒いものを食べると良いとか、ある臓器の病によいに決まっている食材の色があるかのように言うのは、手抜きな論法です。


一つ一つの食材があり、その中に様々な成分があり、その成分それぞれの性質により、影響(効果)が出るのですから、食材の性質を覚え活用するためのものであると考えるべきでしょう。



ちょっと忙しすぎる数日であります。(同居人がね。猫の手は貸してはいるのだけどね。)

慰めたり、力づけたり、同行したりで、よくまとめてからのアップがまだまだできないので、一つ一つ復習しながら、ぼちぼちあげてまいりますね。

食材の一通りのご紹介が済むあたりには、あんまり期待しちゃダメな情報となかなか信頼できる情報とをちょっと整理できるかも。