昨日、夕方5時に、

私が帰宅すると、

夫が、

「のどが痛い。体温を測ったら、

37度5分がある」

という。

 

食欲はあるといって、

夫は、ふつうに夕食を食べて、

すぐに風呂に入って、

夜8時には布団に横になった。

 

この3日間、

夫は、仕事が休みで、

その気楽さから、夜中11時過ぎまで、

オンラインゲームで

遊んでいたので、

夜更かしが、たたったんだろうと

私は思った。

 

1時間後、

夫が、布団の中から

私を呼ぶので、行けば、

38度6分の熱がある!」というではないか!

 

夫とは、25年くらいの付き合いだが、

いままでに高熱になったことはないし、

寝込んだこともない。

 

ま、まさか、コロナに!?

 

夫は、自分で、スマホで、検索して、

夜中でも診てくれる病院を探し、

夜間病院で、

すぐに診てもらえることになった。

 

私の運転で、病院へ向かった。

 

コロナだったら、困るので、

夫を後部座席に座らせ、マスク装備、

窓全開で車を走らせた。

 

 

夜間病院に着くと、

入り口は、二つに分かれてて、

一つは、歯医者用だった。

 

まず私ひとりで、受付に行き、

夫の保険証を出した。

 

受付の警備員は、自分の手を

ビニール袋に入れ、

その状態で、トレーから

保険証を受け取った。

 

車に戻り、

電話で呼ばれるまで、

待機した。

 

先ほどの警備員が、

私が触ったあたりを、

丹念に消毒してるのが見えた。

 

10分ほどたってから、電話が鳴り、

夫ひとりで、建物の中に

入って行った。

 

5分ほどで、戻ってきた。

 

夫が言うには、医者から、

『コロナではないだろう』

と言われたとのことだった。

 

コロナ患者にみられる、

嗅覚の異常はないし、

近場での、コロナ騒ぎもなく、

夫は県外には出てないので、

問題ないという判断になったようだ。

 

さらに5分ほど待ち、

薬が用意できたというので、

私が、取りに行った。

 

診察と、「間に合わせの1日分の薬」で、

2470円。

 

帰宅後、

夫は、寝入るまで、布団の中で

本を読みながら過ごしていた。

 

39度近くの高熱で、

ずいぶんな余裕。

 

私だったら、

ぐったりして、なにもできないだろうに。

 

次の朝、夫は、

かかりつけの病院がないので、

あちこちの病院へ自分で電話して、

診てもらえるところを探した。

 

どこもかしこも、

コロナをうたがって、

断られ続けた。

 

なんとか、近場の病院が

診てくれることになり、

夫は、自分で車を運転して、

出かけていった。

 

結果は、

『のどに細菌が入り込んだことによる、

高熱』とのことで、風邪などではなかった

ようだ。

 

もちろん、コロナではない。

 

夕方には、平熱にもどり、

夫は、ふだん通り、オンラインゲームで

居間で、遊びほうけられるほどに

回復した。

 

病気知らずな人の

治癒力のすごさには、びっくりだ。

 

夫の会社は、

コロナの心配から、

『平熱に戻っても、

さらに3日間は、出勤禁止』

という規定なので、

1週間、夫は仕事がお休みに

なるだろう。

 

くわえて、

「コロナではない」という診断書

(3300円くらい)を、

あとで、病院でもらってこないと

いけないらしい。

 

働き方改革で、休日が増えて

給料が減ったというのに、

これだと、

夫の来月の給料は、

バイト並みかな・・・。

 

ともかく、周囲に移るような

病気でなくてよかったと思った。

 

やれやれ・・・。