転院 闘いの始まり | 直腸がんなど

直腸がんなど

2015年、直腸がん(ステージⅢb)と診断。術前化学放射線療法の後、切除手術をし、一時人工肛門でしたが閉鎖しました。治療は終了。2024年現在、再発なし。

近くの総合病院から、直腸癌の肛門温存手術が行われている病院へ、転院した初日。

採血やMRI、心電図などの検査ののち、診察。

肛門は温存できること。ただ、手術の前には抗がん剤と放射線治療をする事を聞きました。

抗がん剤は、まず3カ月。それが効かなければ、別の抗がん剤を3カ月するので、最高で、手術が半年後、という事がある、との事でした。

抗がん剤には外来と入院があるらしく、私は入院を選択して、ポート、というものを埋め込む事になりました。

診察の最後に、

「完治しますか」 

と尋ねると、先生からは

「これから、闘おうというところですから」

という答えが返ってきました。

もう少し、希望的な返答を期待していたので、気持ちがぼやん、としました。

その後、ポートについての説明を聞いて帰りました。

こんなボタン電池のでかいやつみたいな物を埋め込むなんて、まさしく、闘いの始まりだと実感した、転院初日でした。