採血やMRI、心電図などの検査ののち、診察。
肛門は温存できること。ただ、手術の前には抗がん剤と放射線治療をする事を聞きました。
抗がん剤は、まず3カ月。それが効かなければ、別の抗がん剤を3カ月するので、最高で、手術が半年後、という事がある、との事でした。
抗がん剤には外来と入院があるらしく、私は入院を選択して、ポート、というものを埋め込む事になりました。
診察の最後に、
「完治しますか」
と尋ねると、先生からは
「これから、闘おうというところですから」
という答えが返ってきました。
もう少し、希望的な返答を期待していたので、気持ちがぼやん、としました。
その後、ポートについての説明を聞いて帰りました。
こんなボタン電池のでかいやつみたいな物を埋め込むなんて、まさしく、闘いの始まりだと実感した、転院初日でした。