妹から電話がありました。
いろんな話をしましたが、行き着くところはやはり両親のこと。
妹「お母さん、退院してから全く連絡してこなくなったよ。やっぱり入院中に雑用は私らにさせたかったんだね。今はじーさんがいるから私たちに用は無くなったんだろうね」
私「お母さんは昔からお父さんが1番だからね。娘の気持ちなんかより夫のご機嫌を優先する人だから、今は娘に用はないでしょう。また何かあれば連絡してくるだろうけど。まあ出ないし」
妹「私ね、お母さんと距離を取ってみて初めてお母さんに毒されてきたんだってわかった。今は本当に楽なんよ。夜中にタクシー代わりにされることもないし、腐ったリンゴを取りにわざわざ実家まで行かなくてよくなったし」
私「妹ちゃんが私にって渡してたものをお父さんが好きだからって独占してたよね」
妹「あれ!私が『サバトラに半分渡してね』って預けてたら全部食べてたよね、ベーコン。安くないのにお金もよこさず自分たちで独占して『それ、サバトラ用よ!』って言ったら『えー、なんであげなきゃいけんのんよ。これ好きなのに』って断固渡さなかったからそれを知ってからは一度も買わなかったよ」
私「私一度ももらったことなかったから、お礼とかも言わないし、妹ちゃんから見たら失礼なやつだったよね。
そういえばね、お母さんが『お父さんの給料4万しかもらえてない』って言ってたらしいけど、あれ絶対ウソよ。私にはちゃんともらってる風なこと言ってたもん。たぶん妹ちゃんからお金を搾り取ろうとしたからいつも貧乏のテイでいたんよ」
妹「そうかもしれん。私、何度かあの2人にお金貸してそのままにされてるもん。普通嫁に行った娘に借りる?」
私「えー!私にはお金くれてたよ。いいから持って行けって」
妹「それでいて『サバトラにたかられる』だからね。意味わかんない。
お母さんってさ、いつも『仕方なくお父さんと結婚した』って言ってたじゃん?あれもウソよ。叔父さんが言ってたけど『私が結婚したいんだからほっといてよ』って啖呵切って無理矢理結婚したらしい」
私「あー、私叔母さんから聞いた。手がつけられない状態だったんだってね」
妹「それでいて喧嘩ばっかりだったよね。
親が不仲な人の子は離婚しやすいらしいよ。私らもろそれじゃん。あんな感じなら父親はいらんって思ってしまって」
私「そうだねー。私もあんな男にしがみつく感じが嫌で決断したよ。
ちびさんは『母子家庭だって不幸じゃない』って思ってるから彼氏と別れることを簡単に考えてしまうし『ばあちゃんが幸せなんか?ママはじじいがいて幸せだったんか?』って言われたら何も言えなくなるよ」
妹「お母さん、私らがまだ園児のころ、1人で家出したよね。近くの駅にいてすぐ帰って来たけど『あー私たちをこんなに簡単に捨てられるんだ』って思ったよ。あんな父親に子供残して出て行ったんだからね。結局自分が1番かわいいんだろうね」
私「お母さんは昔から私らを優先してたみたいな風を装って自分が1番かわいい人だったからね。
何年か前に遺産の入ったお父さんが『母さんはわがまますぎる。離婚しちゃろうかと思う』って私だけにボソッと言ってたんよ。その後で、お母さんと3人で部屋で話しててお父さんがトイレに立った時お母さんはいつも通りお父さんの悪口言い始めたから『お父さん、お母さんと離婚しようかなって言ってたよ。いい加減にすれば?』って私言ったのよ。そしたらお母さんトイレから戻ったお父さんにいきなり『お父さんー!愛してるよー』って抱きついたの。キモいったらなかったよ」
妹「うわー。ちょっと…」
私「私らにはお父さんの悪口言いまくって結局別れないんだから悪口聞かされた私らはたまったもんじゃないよね」
妹「昔ね、私とお父さんが取っ組み合いの喧嘩したりしたけど、あれも今では虐待だよね。『橋の下で拾った子』も今は虐待なんだよ?私ら虐待されて育ったんだよ」
私「私は高校生のころ『あんたの親ありえん』って言われて気付いたよ。妹ちゃんはずっと洗脳されてたんだね」
妹「そうよ。私『あんたんとこの親おかしいよ』って言われてもうちでは当たり前だから気にしてなかったよ。今思えばおかしいよね」
私「おかしいよ。暴力、暴言が日常で、差別して育てて、機嫌悪ければ殴るって普通じゃないよ。しかも妹ちゃんからだけお金や物をもらってたなんて」
父だけでなく母も毒親ですね。
父の暴力から私たちを離そうとはせず父に執着し、時に私たちをサンドバッグにしてたんだから。
まあ私からしたら父からの性的虐待を話した時に
「お母さん、お父さんの遺産が欲しいから離婚しない」
って言う時点で母も毒親でしたが、妹は本当に最近まで可哀想な母だと信じてたからね。