40年以上眠剤を飲んでいる


今更 断薬など更々することは無いだろう というより出来ないのだ


シャブと眠剤はセットで常に常用していた


私がネタ切れで寝る時はベンザリンを一箱50錠飲んでいた

それでもシャブの力は強いものだった


逆に目が冴えて眠れない時があるものだ


そんな昔の事はどーでもいい
今が問題なのだ


私はかなりのODだと自負している


夜は眠剤を8種類飲まなきゃいつまでも起きているのだ


昼間ODをして帳尻を合わせているようなものだ


若い時は眠剤を多量に飲むと自傷行為も酷かった


何時ごろから自傷行為を辞めたのか忘れている


手首の血を見ると何故か安心した
死ぬつもりでもない
ただ血が見たかった

その度に病院に行き縫合されていた

今思うとバカらしい事この上ないが それに気がつかない年だったのだろう


若さって言うのは未知数だ




今も眠剤は欠かせないものだが一向に減る気配は無い

この年になって断薬などしても意味がない
ODでも構わない
生き延びればいいんだな


こうして何十年も無事に生き抜いて来た
いずれば死が待っているのだか
どんな死に方でもだんだんといいようになってきた


それまで私はODを辞めないだろう


そんな人生の片道キップがあってもいいのさ
きっと身体はぼろぼろなんだろう
だけど私は今日も飲み続ける



しかし先日の内科検診の結果は異常なかった
それだけが救いかな


今は虫も湧く事はないが
目の前にあれば間違いなくやってしまうだろう

それがシャブというものかもしれない
私にとっての場合だが










花本ひろみ