いつ年寄から呼び出しがかかるかわからないという生活の間は、時間を決めての仕事は出来ない日々、
データ入力、へしこ、梅、等々、田舎ではお声はかかるが、「行けます!」と言えないからか、お声もかからなくなり、在宅ワークのみ。
それでは社会性に欠ける、とあれこれ顔を突っ込み始めたら・・
何と

「期間限定、ワカメの出荷補助」
の声が! 小規模、天候次第では、ハローワークやシルバー人材等にも求人頼みにくい、けど時間勝負・・と、時々海岸をウロウロしてる縁でお声が!
丁度、在宅ワークはじめ各種事務作業が落ち着いてたのと、そもそも海をうろうろしていながらも海の生業を知らないのはあかんやろ、体験しておくべきだ!且つワカメ大好き!
いつもSUPでお世話になっている海岸近くの作業小屋へ、その隣の海岸出身の年上の友人Aを連れて行くと、狭い集落、Aの事は皆知っている( ;∀;)
ので、和やかに作業スタート
がっしりした店主も重そうに持つ養殖ワカメの塊!

店主が洗い”洗濯機"で脱水したワカメをザルの上に広げていく。
洗濯機はタコのぬめり取りに使うとは聞いてたが、ワカメの脱水にも使うのね・・(勿論専用)
乾きやすく且つなるべく多く。当然立ちっ放し。
2人1組で並べていき、敷き詰めたら1人は乾燥機へ入れに行き、残り1人は下のザルを裏返して乾燥屑を落とす
(これを下で溜めておくと自家用乾燥ワカメに)
そのタイミングも阿吽の呼吸!
ふにゃふにゃし貼りつきやすく、3次元のワカメを平らにあまり重ならないように且つ後で中央で2分するので大体左右対称に、というのはパズルそのもの!
"椎茸"乾燥機4台をフル稼働、
一見乾燥しているけど重なった部分等の乾き具合は店主がチェックし、ザルの場所を換えたり、乾き気味なら重ねてザルを空けて次のワカメを並べたり・・絶妙な采配で作業はサクサク進行!
しっかり乾けば、お馴染みのこれ⇒、部分によっては道の駅オリジナル品になるそうです。

一見単純、しかし常に立体パズルを解いてる感覚、で1日があっという間!

ある日、作業は無いと聞いてたのに「来れますか?」と急遽呼び出し、
予定してた人が来れなくて、新しい作業にチャレンジして欲しいと・・
太ーいワカメからヒラヒラをそぎ落とす作業!
 
絶妙な角度の器具で、だんだんスルっと切れるようになってきた!
軸ばかり売ってるのを買ったことあるけど、これなのね!
産地でしか見られない光景!
時々「めかぶ」もあり、これは高級品扱いとか。

養殖は天然よりも量産可能だけど、一気に出荷時期を迎え人員確保が難しい、
我々は単純作業だけど帰宅後、乾いてない部分を手直ししたり、出荷に追われたり、大変そうだ、
食に感謝・・実感できるバイト
これも介護から解放されたからできる事。
時間を有効に使わせていただいております~