忘れないで 1995 | 御食国をママちゃりで走る

御食国をママちゃりで走る

旦那両親の介護の為、都会に旦那を置いて裏日本に子供と転居しついに16年目、
認知症義父のシモ世話も徘徊探索もし看取り、認知症義母の暴言に耐えに耐えやっとの入所・・小姑パワハラにめげた私に優しかった地域の方へこれからはお礼を!

元旦にあんなに大変なことがあったのに、まだ断水続いてたり炊き出しが滞ってきたりとかなかなか大変な田舎の震災。
同じ様な地形の地域且つ原発銀座なので他人ごとではない・・
多少不便でもここの自然が好きだけど、動けなくなる頃原発の近くに居るのは、かえって若い人の迷惑かなーとも思うし、都会は人が多いから災害時大変だ、どっちがいいのかなあ。

 

さて、寒い時には南下したい、と、2月最初の3連休は大阪でオケを聴き、淡路島というプラン、
山陰から高速バスで出てきた姫と合流し、井上道義の大フィル定期最終公演@フェスティバルホール非日常感・・
テレビで見る有名指揮者、ショスタコ13、という絶対田舎では聴けないプログラムを勢いでポチったものの、

ロシア語の合唱、独唱がガッツリ,あまり交響曲に詳しくない家族には難しすぎるかもーとの一抹の不安・・
 

且つ、フェスビルに到着した時、丁度救急車が!え!まさかミッチー?
皆ミッチー指揮の大フィルを聴きに来たんだ・・ちゃんと公演、行われるんだろうか・・とヒヤヒヤするも大丈夫、無事始まりました、しかも何と!字幕スクリーンが!
ホワイエでのプレトークでは「スクリーンをみてると音楽が楽しめないのでプログラムの訳を今のうちに」とのことだったけど、
リアルタイムで訳が解るのはありがたい、急遽横長のスクリーンを吊ったのかな、大阪らしいサービス!(東京ではなかったらしい、オペラ用ホールなら字幕が投影されると思う)
難しい時代にショスタコ、当時よくこの曲が書けたなあ、いろんな苦悩が偲ばれる且つ素晴らしい演奏でした

翌朝、明石海峡大橋を渡ってあっという間に淡路島へ(淡路に住んで神戸へ通勤もアリとか・・)。
事前にホテルと鳴門観潮艇の予約はしたけど、他どこへ行こう?と調べるもファミリー向けかグルメが殆どで花も無い季節。
北淡震災記念公園|阪神・淡路大震災で現れた野島断層保存 (nojima-danso.co.jp)へ。

到着すると、やや古びた記念館、お向かいの物産展は閉館・・・
再現ジオラマだけど、高速道路の縮尺が小さいので、知らない世代はイマイチピンと来ないかも
2022年には玄武洞と共に世界地質遺産100に認定されたそうです、その掲示も控えめ・・

震災当時の写真展示を抜けると、保存された野島断層

 


たまたま工業分譲予定地だったらしく、運良く保存できたそうで、赤い丸は同じ地点だった筈、とか説明見ると、ズレた距離が解る!剥きだした断層は風化するし、植物の種等、処理しただろうし、処理しすぎると別物になっちゃうし、長い断層の保存は大変だ・・
能登でもこれがあちこちで起こってるのか、足元で地割れしたら怖いよ~
地震体験ブースは故障中・・今年の1.17には直らなかったのか、修理の予算が無いのか・・

と、見学通路は外の住宅へ・・敷地内を断層が走り1.2mズレた状態のまま、公開されている・・(昔は居住されてたとか)
しっかりした塀なので倒れないままズレている 当時の散乱を再現 
↓                     ↓
過去には語り部さんが詰めていたらしい(今は映像のみ)

この後の資料館は各地の過去の地震の情報や、地震の仕組み、当時の映像等いろいろあり、当時、神戸の悲惨さばかりが報道されたが、淡路島福良や和歌山等津波が来てた、のは初めて知りました・・・
展示はどれも古くボタンが欠けてたり、東日本大震災の情報さえ少ない程だったし、外気が入り寒く段々集中できなくなってきた、が、色々工夫の余地あるのでは・・
近かったら展示制作とか手伝いたいねエ、とリケ家族。
気が付いたら同時期に入った見学者はとうにいなくなっていた。

段々若い来館者も増えて来て、向かいにはセミナー建屋もあるので、そこそこ活用されてるとは思うが、折角の断層保存、
展示だけでなく、ブラタモリ的に地質実験するとか・・・

ちょっと物足りなく思うのは、東日本、熊本、能登等、自分が震災情報でいっぱいになっているからかも・・
 

そういえば、資料館に来るまでの丘陵には太陽電池がびっしり!
段々畑だったのでは? 断層で水が変わって農耕諦めた土地かも・・
能登の千枚田もそうなってしまうのか・・

 

つい3時間前に渡ってきた明石大橋の堅牢性、この後に訪問した若い家族で賑わうおシャレな【公式】うずの丘 大鳴門橋記念館 | ランチもお土産もエンターテイメントも楽しめる複合施設! (uzunokuni.com)と比べ、時間が止まったような気年間でした・・でもここが現代日本の地震大国のスタート、淡路に行ったら是非訪れて欲しいものです・・