今月上旬、シンガポールから来られた方のレッスンが終了した。
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスと、3日間に渡り一曲ずつのレッスンだった。
バッハとベートーヴェンは、いずれも全楽章で時間が足りなかったのが正直なところ。
しかし、私なりに感じた事は優先的に伝え、私の音楽感は多少なりとも伝わっただろう。
3日間のレッスンはあっという間に終わったが、私の音楽と、ついでに日本の「関西」も味わってもらえたことを願いたい。
その矢先、次はイギリスからの問い合わせ。
どうやら、関西の某大学に交換留学に来るとの事だが。
専攻は違う分野で、それとは別にピアノを習い、今取得しているABRSMのグレードを上げるためのようだ。
またもや、ABRSM だ。(The Associated Board of the Royal Schools of Music)
これまでアイルランド人、シンガポール人、そしてイギリス人。
とある国々では、楽器が弾けることは、就職の際や社会的に、アドバンテージとしてしっかりと認知されている。
日本は遅れているのか?それとも、ただの“お稽古ごと” として扱われているのか。
ピアノが弾ける事がどういうことかは、
私が下手に説明するよりも、ヨーロッパなど日本以外の国々では、現実にABRSMの存在が認知されている事が、何よりも証明してくれている。