先日、シンガポールからレッスンの問い合わせが入った。
もちろんシンガポール人であり、シンガポールから来られるのであるが。
と言うものの、わざわざにというわけではないだろうが・・・、旅行の 一環 なのか。
どうやら、ABRSM (The Associated Board of the Royal Schools of Music)を受けるということらしいが。
ABRSMとは、英語能力テストのTOEICやTOEFLのような、世界的なピアノグレード試験。
以前も、外国人の生徒さんが、この検定試験を受けるべく通われていた。
アジア諸国は定かではないが、少なくともヨーロッパでは認知度は高く、就職の際キャリアとして扱われる。
年末年始にかけ数回に分けてレッスンに来られたいということだったが、日本の「お正月」をお伝えし、理解頂き、年末までになんとかレッスン調整ができた。
そもそも教室名に “インターナショナル” と付いているのは・・・。
一般的に訳される「国際的な」というより、「幅広く」という意味にしている。
音楽は、二つとして同じものはなく、正解も不正解もない。良い悪いもない。好きか嫌いかだけである。
良い悪いと、好き嫌いは、一緒ではない。
幅広くとは、千差万別、十人十色、多種多様の感覚を持つこと。
“無限の可能性” を秘めてピアノが弾けたら、音楽が聴けたらと・・・。
やっぱり、色んな意味で “インターナショナル” な教室になってくれたら、とつくづく思う。