息子に頼まれて
6歳と4歳の孫にあげるお年玉(間違いではありません)を持って行った
6歳の子には入学祝も頼まれた
4歳の弟にはお年玉だけ
6歳の兄にはお年玉と入学祝だ
兄には2つ
弟には一つだ
さて弟は 納得するだろうか 不平等だといじけるだろうか
しかし 世の中はすべてが平等ではない
生まれた時からそうなっている
だから それもわからなければならない
伯父ちゃんからだよ
こっちは1年生になったお祝いだから 君も1年生になったらあげるからね
と言うと
兄が
「仕方がないね」と言い含めるように弟に言った
弟が
「うん」と素直にうなづいた
彼にしてみれば 中に入っているのはただの紙だ