お正月感のないアメリカから。。。

今年もどうぞよろしくお願いいたします鏡餅

コロナ前は、元日にはロサンゼルス、リトル東京のお寺に参り、友達と新年の集まりをしていましたが、ここ2年の家でののんびり正月に慣れてしまい、今年も行かず。。。

フリーウェイ(高速)にのって車で片道1時間30分という距離もだんだん遠く感じてしまうここ数年。

いつも友達とお正月ランチをしていたお気に入り洋食レストランが2020年に閉店してしまったのも、行く意欲をそいでしまってる。。。


そんな訳で、家で元日を過ごすのなら何かお正月っぽいもの作らないと。。。

おせち料理?

実は、アメリカに来て、おせち料理は一度も作ったことがないあせる

この辺りには日本どころかアジア系のマーケットが皆無で、材料が簡単には手に入らない。

それなのに、今年何故か作る気になったのは、重箱を買ったから。

エステートセール(家の物丸ごと売りにでる。アンティークなどのお宝もあり面白い)で、アメリカ人のお宅で、全く使った形跡のない(そりゃそうだろう。) 日本製の重箱を発見。
キッチンでなく、リビングルームで見つけたので
デコレーション用だったと思われます。

とても 古いタイプのアメリカ人ウケしそうな"和" という感じの重箱。

でも、さあ作ろうと思っても食材は売ってないあせる

黒豆もない。
田作りもない。
蒲鉾もない。
レンコンやらこんにゃくやら煮しめの材料もない。
刺身もない。

さすが、アメリカの田舎町、ないない尽くし。

この辺りのマーケットで手に入る食材で作ると
おせち料理がこうなりました。

いや、おせち料理のルールも全く守ってないし、
お正月オードブル風お弁当、こうなりましたと言うべきか?
(しかも、テーブルクロスがクリスマスっぽい汗
1月6日の公現祭まではオッケーですが。)


何年か前に、妹がゴッソリくれたプラスチックの
お正月っぽい飾りに助けられた!

自分でも「これはいける!」と思ったのが、レッドラディッシュで作った菊花かぶ。
普通の白いかぶが無くて、仕方なくレッドラディッシュで代用したんだけど、酢液に浸けてると皮の赤が中の白い部分に色移りして、菊というよりは牡丹っぽくなって可愛いのが出来ました音譜

柿とモッツァレラをコッパでくるんだものはまさにオードブル。


スモークサーモンとアボカド、錦糸玉子(見えないけど下にびっしりと)のお寿司。

前回のブログで、友達に箱入りスモークサーモンを送っていただいたと書きましたが、そのスモークサーモン。

スモークサーモンと言えば、こういうの↓を想像してたので、ホントはスモークサーモンの押し寿司を作る予定だったんですよ。
(写真 ウェブ検索からかりてます)

日本ではスモークサーモンと言えば 冷燻が一般的ですが、アメリカでは火を通したこういう↓のもよくあるのです。
(写真は英語版Wikipediaより)

で、パッケージを開けてみると、こっちの火を通したスモークサーモンだったので、献立変更。

燻製の味のするサーモンもお寿司にするとなかなか合いました。


そして、まるでお弁当笑のお重。

ホタテのメンチカツとタルタルソース、牛肉巻きに 栗きんとん。

肉巻きなんて、日本にいれば簡単に作れるおかずですが、アメリカでは苦労するのです。

何故なら、日本風薄切り肉がない!!!から。
(アジア系マーケットにはあります)

ので、Shaved steakというPhilly Cheesesteak(下の写真にあるパンに肉を挟んだ料理) 等を作る時に使う 薄切り肉というより"ぼろぼろ肉"を使わなければならず。。。
こういうの↓ (写真は Ralph's のウェブサイトより)



片栗粉をかけながら、くっつかせながら形にまとめるのに一苦労です泣
普通の薄切り肉なら、クルクルと巻くだけで一発O.K.なんですがね。

まあ、味は一緒なのでいいけど。

ないない尽くしで作ったおせち料理もどきは、家族にも「今日の料理、楽しかった!」と喜んで貰えたので、作って良かったです。

本当のおせち料理を、いつか食べさせてあげたいものです。

お雑煮はブリも里芋もなく、今年も鶏肉で。

実家のブリのお雑煮が恋しいです。

お雑煮と言えば、数日前に読んだNHKウェブニュースで、"2018、2019年の2年間でお餅を詰まらせて亡くなった方の数が661人"とありビックリしました。

そんなに多いとは。

そこにお餅を詰まらせない為の対策も書いてあり、"お餅を2センチ程に小さく切っておくと良い"というのを実行してみました。

というのも、我が家の2人は、「何でそんな危険なものを食べなければいけないんだ?」とお餅が好きではないので、その恐怖心を少しでも取り除いてあげたくて。

結果は、せっかく2センチ角に切ってたお餅も、お雑煮の底でくっついて、また一つの大きいお餅に戻ってました泣

意味なかった。

焼き餅をお雑煮に入れるのならこの方法でよかったのかもですが、我が家は茹でた餅を入れるので。。。

ということで、今年も 恐る恐るお雑煮をいただきました。

大晦日は、旦那の好きなミートパイ。


年越し蕎麦ではないのです。


元旦、うちから見えた風景。
低い所に一筋の雲が スーっとかかってて綺麗でした。


日本は まだまだ 悲しいニュースが続いてますね。
日に日に増える犠牲者の数、もう増えないで!と願うばかり。

石川県の気温を調べてみると、丁度この辺りと同じでした。
こんな寒い中、助けを待っている方々がまだまだいらっしゃると思うと何とも言えない気になります。

早く、暖かい所に行ける事を願うばかりです。