じこ報告書 -381ページ目

自己報告

あまり時間はなかった。
ここは休日の繁華街。
オレは駐車場に向けて走っている。

財布を開けるも100円はない。
辺りを見回す…



100円自販機があった。
地獄に仏。
ついでに神にも感謝をする。

持っていた500円を自販機へ。
あとはボタンを押せば、チャリンと4人の救世主がオレを救いに来てくれる。



ジャラジャラジャラ…

ジャラジャラジャラ…?

オレは耳を疑い、すぐに目を疑うことになる。

そこには穴の空いた銀硬貨6枚と、くすんだ銅硬貨が10枚溜まっていた…



銀座の街は田舎者に冷たい。